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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ソニーは、無線LANによるワイヤレス視聴が可能なワイド7V型液晶テレビ“ロケーションフリーテレビ”「LF-X5」を3月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は125,000円前後の見込み。
従来同社のワイヤレス液晶テレビについては、日本では2000年の初代モデルから「エアボード」の名称で展開されてきた。しかし今回のモデルから、「世界中どこでもリアルタイム映像を楽しむ」というコンセプトを明確し、北米との商品名の統一によるワールドワイドでのブランドを明確にするために、「ロケーションフリーテレビ(LocationFree TV)」に統一。新ロゴを採用し、「今後さまざまなAV/IT機器でロケーションフリーなライフスタイルを提案していく」という。 LF-X5は、800×480ドットのワイド7型TFT液晶ディスプレイと、無線LAN内蔵のベースステーションで構成されるワイヤレス液晶テレビ。テレビ視聴に加え、インターネット機能やメール機能を搭載し、各種操作はタッチパネルで行なう。LF-X5の7型液晶はシリーズ最小となる。 ディスプレイとベースステーションの接続は5GHz(IEEE 802.11a)と2.4GHz帯(IEEE 802.11g/b)を採用。同社では「デュアル伝送Hi-Bitワイヤレス」と呼んでいる。
有線LAN環境と無線LAN環境での利用が可能で、外出先からテレビや家電製品の映像をリアルタイムで視聴できる「NetAV」機能も搭載する。新たに無線LAN経由での利用が可能となり、ベースステーションを自宅に待機させたまま、ディスプレイ部を持ち出し、外出先で無線LAN/Ethernet経由でブロードバンド環境に接続すると、ベースステーションのテレビチューナや、ベースステーションと接続したハイブリッドレコーダなど外部機器の映像をインターネット経由で視聴できる。 ハイブリッドレコーダなどの外部機器は、AVマウスによる赤外線経由で遠隔操作する。AVマウスは2台までの機器が登録できる。ディスプレイ部にはハイブリッドレコーダ、DVDプレーヤー、STB、AVアンプなどのリモコンコードがプリセットされており、ディスプレイ上のリモコンを模したGUIで操作する。 ベースステーションとディスプレイ部は機器認証を経て接続。1対1で機器認証を行ない、伝送データも暗号化される。なお、ベースステーション部は2004年3月発売の12.1型モデル「LF-X1」とほぼ同じだが、ディスプレイ部の単体発売などは予定していないという。 NetAV利用時にはMPEG-4で送受信を行ない、QoS(Quality of Service)技術の採用により、通信状態を安定させてノイズを低減。また、3次元Y/C分離回路を搭載し、高画質化を図ったという。 ディスプレイ部のメモリースロットは、「LF-X1」ではメモリースティックだったが、CFカードスロットに変更された。静止画やMPEG-1動画の読み込みに対応するほか、表示中の番組の静止画キャプチャ機能も搭載しておりメモリーカードに記録できる。 また、15mm径のステレオスピーカーを装備し、出力は0.5W×2ch。ヘッドフォン端子や、Ethernet端子も装備する。電源はリチウムイオンバッテリ(2,200mAh)を内蔵し、最大輝度で約2時間の再生が可能。別売の大容量バッテリ「BP-LX5B(4,800mAh)」利用時には約4時間の再生が可能になる。充電時間は約80分だが、充電が行なえるのはディスプレイの電源がOFF時のみ。外形寸法は206×26×111mm(幅×奥行き×高さ)、重量は555g。
ベースステーションはVHF/UHFの地上アナログチューナのほか、S映像入力×1、コンポジット映像入力×1、アナログ音声入力×2、コンポジット映像出力×1、アナログ音声出力×1を装備。AVマウス入力やEthernetも装備する。外形寸法は58×180×222mm(幅×奥行き×高さ)、重量は550g タッチペンやACアダプタ、キャリングケース、ベースステーション用スタンドなどが付属する。なお、International CES 2005で公開されたパソコン用のクライアントソフト「Location Free Player for PC(LFA-PC1)」については、「現時点では発売の予定などは決まっていない」(同社)としている。 □ソニーのホームページ (2005年2月1日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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