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デノン、2ch専用SACDプレーヤー「DCD-SA11」
-「Advanced AL24 Processing」を搭載


3月上旬発売

標準価格:367,500円


 株式会社デノンは、2ch専用のCD/SACDプレーヤー「DCD-SA11」を3月上旬に発売する。価格は367,500円。カラーリングはプレミアムシルバー(SP)。

 2004年8月に発売された「DCD-SA1」の下位モデル。ピュアオーディオ用プレーヤーとして、SA(Sensitive & Advanced)をテーマに開発された。

 CD再生系には、DCD-SA1と同様の「Advanced AL24 Processing」を搭載。192kHz/24bitに対応したアナログ波形再現技術「AL24 Processing」と独自開発のアルゴリズムにより、時間軸領域での情報量を大幅に向上。アップコンバート・サンプリングを行ない、自然な補完処理を実現するという。データサンプルを広範囲にわたって取り込み、一段で処理するため、多段構成のデジタルフィルタよりも演算精度に優れるとしている。

 ドライブ部は、SACDの高速回転に耐え、長寿命を実現したというブラシレスモーターを採用。また、ターンテーブルやピックアップメカベースなどの傾きを吸収するために、全数スキュー調整(傾き補正機能)も内蔵している。ディスクトレイには、トレイ後部の大型プレートにより安定した回転と振動の吸収を実現したというハイブリッド構造「S.V.H.ローダー」を採用した。

電源部は、デジタル系とアナログ系の電源を分離した2トランス構成

 DACは192kHz/24bitに対応。マスタークロック発振器も搭載しており、回路ブロックをモジュール化し、基板パターンの負荷容量などの影響を抑えることで発振出力の安定化を図っている。

 また、得られたクロックはDACをマスターとして各デバイスへクロックを供給するシステムを採用。SACD再生時には重要なDSDクロックを分周生成し、スレーブのDSDデコーダに供給。マスターのDACには再度発振器の発振精度に補正したクロックを供給するという構造になっている。

 電源部は、デジタル系とアナログ系の電源を分離した2トランス構成を採用。漏洩磁束を互いにキャンセルする方向に配置することで、互いの回路への干渉を抑えている。また、シャーシへの取り付けベースには、アルミ鋳鉄を採用している。

 筐体の底板は平板シャーシを4層、天板は2層重ねて共振を防止。サイドとリアのパネルは異種素材を組み合わせることで、共振を抑制している。インシュレータは焼結合金製。

背面

 出力端子は、バランス、アンバランス、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。バランス出力はHOT側、COLD側とも専用DACからの出力をダイレクトに受けたバランス構成になっている。また、アンバランス出力もバランス出力からの差動ドライブで取得している。外形寸法は434×415×138mm(幅×奥行き×高さ)。重量は19kg。

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/dcdsa11.html
□関連記事
【2004年7月12日】デノン、SACD/CDの2chプレーヤーフラッグシップモデル
-「Advanced AL24 Processing」を搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040712/denon1.htm

(2005年2月18日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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