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Rio Japanは2日、フラッシュメモリ型MP3/WMAプレーヤーの新モデル「Unite(ユナイト) 130」を3月下旬に発売すると発表した。256/512MB、1/2GBの計4モデルを用意。カラーは各モデルにシルバー、オレンジ、レッド、ネイビー、スカイブルーの5色を用意するが、2GBモデルはシルバーのみ。 また、耳掛け式のヘッドフォン「LIVE gear」も5月上旬に発売する。Uniteを含む全モデルの価格はオープンプライス。直販サイトでの価格は下表の通り。
■ Unite 130
フラッシュメモリ内蔵型のMP3/WMA/OGG対応オーディオプレーヤー。256/512MB、1/2GBの計4モデルを用意。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。Mac OS 9.1以降。Linex Kernel 2.2以上。ただし、ファームウェアのアップデートが行なえるのはWindowsのみ。
SU70に採用されたスライド式のUSB端子を背面に装備したプレーヤー。同社はフラッシュメモリ型のプレーヤーについて「USB端子を本体に備え、PCとダイレクトに接続できること」をこだわりにしているが、USBコネクタを小型化したことで、SU35/10よりもコンパクトなデザインを実現した。なお、従来のSUシリーズは併売されるが、今後新製品はUniteシリーズに切り替わっていく予定。「Unite 130はSU35と同ランクというイメージ」だという。
最大の特徴は、2色の有機ELディスプレイを採用したこと。デザイン的な面だけでなく、視認性も向上しているという。メニュー表示は日本語、英語、韓国語、中国語が選択できるほか、メモリに保存したテキストファイルの表示もサポート。さらに、シンプルなゲームも内蔵している。 音楽フォーマットはMP3/WMA/OGG/WAV/ASFをサポート。WMAのDRM 9や、ID3タグの日本語表示にも対応している。また、MP3エンコーダも内蔵。アナログ音声入力からのダイレクトエンコードに加え、本体に内蔵したマイクを使ったボイスレコーディング、内蔵FMチューナの録音もMP3形式で行なえる。
いずれのモードでも録音ビットレートは64/96/112/128/160kbpsから選択可能。また、FM放送の録音時にはタイマー録音も可能。音質面ではSRS WOW、2バンドのカスタムイコライザ、5種類のプリセットイコライザを内蔵する。
PCとの接続は背面のスライド式USB 2.0端子を利用。ストレージクラスに対応しており、専用ソフトを使わずに音楽ファイルの転送が可能。Windows Media Playerを使っての転送もサポートする。 また、IrDA準拠の赤外線通信ポートを装備。同社のWebサイトで公開している設定ファイルをダウンロードすると、デノンのミニコンポや、各社のテレビの基本操作が行なえるリモコンとしても利用できる。 電源は内蔵のリチウムポリマー充電池を使用。充電用のACアダプタを同梱するほか、USBバスパワーからの充電も可能。3時間の充電で約27時間の連続再生が行なえる。外形寸法は26×70×18mm(縦×横×厚さ)。充電池を含む重量は40g。イヤフォン、USB延長ケーブル、ネックストラップ、アナログ音声ケーブルなどを同梱する。
■ LIVE gear 「スピーカーメーカーと共同で開発した」という耳掛け式のヘッドフォン。カラーリングはシルバー、ブラック、チタンの3色を用意。ハウジング部にアルミパネルを採用し、高級感を持たせたほか、ハンガー部にシリコンイヤーフックを採用し、装着感を向上させている。
ユニットはネオジウムマグネットを採用した30mm径。インピーダンスは32Ω。「1bitポータブルオーディオ機器の高解像度サウンドにも対応する」という。コード長は1mで、軽量タイプのOFCリッツ線を採用。コードを含む重量は約38g。Rioのポータブルプレーヤーも一緒に収納できるキャリングケースが付属する。
■ 次期1.8インチHDDプレーヤーは無線機能内蔵
Rio Japan事業部の矢野間也寸志ゼネラル・マネージャーは、デジタルオーディオプレーヤーの市場について「正確な数値を出すのは難しいが、我々の出荷台数から逆算すると、2003年が80万台、2004年が160万台、今年は250~260万台程度と急激に伸びている。特に2004年末は有料音楽配信の本格化やiPodの躍進などで盛り上がり、Rioも販売台数を順調に伸ばした」と振り返った。
また、フラッシュメモリ型のプレーヤーにUSB端子搭載していることについて「PCと本体をダイレクトに接続し、CDをPCに入れ、自動的にWindows Media Playerが立ち上がり、プレーヤーに転送する。このわかりやすいステップを今後もアピールしていきたい。さらに新モデルでは、コントロールボタンにタッチパッドなどは使わず、わかりやすいボタンを採用した。有機ELと合わせて、見やすく、わかりやすく、使いやすいモデルになった」と、魅力をアピールした。
また、今後の商品展開については「フラッシュメモリ型は、5月の連休明けにもう2機種ほど投入する予定。HDDタイプは、夏から秋にかけて、Carbonの大容量化とカラー液晶の搭載を予定している。また、1.8インチの2、30GBモデルも秋頃に投入を予定しており、Bluetoothなど、無線機能の内蔵を予定している。また、今後の全体的な展開として、カーオーディオとの連携も実現していきたい」と語った。 LIVE gearに関しては、「Unite 130のイヤフォンは音質にこだわったものを採用しているが、より高音質を求める人への選択肢として用意した。チタンを使ったイヤフォンは総じて高価なので、音質だけでなく、3,980円という価格も魅力的なものだと自負している。今後はこうしたアクセサリ関係も拡充していきたい」とした。
□Rio Japanのホームページ
(2005年3月2日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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