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マランツ、ピュアオーディオの流れを汲んだ最上位AVアンプ
-プリ/パワー段などを強化。自動音場補正もアップデート


6月下旬発売

標準価格:42万円


 株式会社マランツコンシューマー マーケティングは、フラッグシップAVアンプ「SR9600」を6月下旬より発売する。価格は42万円。

 “ピュアオーディオの流れを汲んだ”アナログ回路と自動音場補正機能「New MRAC」を搭載したフラッグシップAVアンプ。

 自動音場補正機能「New MRAC(Marantz Room Acoustic Calibration)」は、専用マイクを用いて部屋の音場を測定することで、各チャンネルのレベルやディレイ、スピーカーサイズなどを自動的に最適な状態に調整できる機能。

 2004年12月より発売されている「PS8500/7500」と同様の距離補正、音量補正ベースマネージメントに加え、9素子のパラメトリックイコライザによる周波数補正機能を追加し、より室内環境に適したサラウンドの実現が可能となるという。


学習リモコンが付属

 パワーアンプ段は、新開発の強制空冷式ボクサー7 パワーアンプを採用。独自の電流帰還型回路やワイドレンジ/ハイパワーなトランスジスタLAPT、電源供給ラインへのOFCバスバープレート採用などにより、高音質を追求したという。

 プリアンプ段は、同社の最上位プリアンプ「PM-11S1」と同様の「HDAMSA2」を最終出力段全7チャンネルに搭載。パワー段と同様に電流帰還型で構成することで、ピュアオーディオアンプと同様の贅沢な仕様としたという。

 電源回路は大型トロイダルリングコア・パワートランスと100,000μF(50,000μF×2)大型ブロックコンデンサを搭載。「幅広いレンジのソースに余裕を持って対応でき、迫力ある再生を実現する」としている。また、制御マイコンや、FLディスプレイに独立したトランスを搭載することでアナログ段への悪影響を低減した。

 シャーシは肉厚銅メッキシャーシ。シーラスロジック製の32bit DSP「CS49500」を搭載し、各サラウンドフォーマットのデコードや、ポストプロセッシングまで1チップで対応する。THX Ultra 2に準拠している。


背面

 2系統のHDMI入力と1系統のHDMI出力を装備。HDMI Ver.1.1に対応し、DVDオーディオのマルチチャンネル信号も伝送可能となっている。i.LINKも装備しており、SACDやDVDオーディオのマルチチャンネル入力に対応する。

 コンポーネント入力は4系統、出力は2系統装備し、コンポーネントビデオセレクタとして利用可能。また、コンポジットからS映像/コンポーネント、S映像からコンポーネントへのアップコンバート機能や、Sビデオからコンポジットへのダウンコンバート機能も搭載している。

 IR入出力端子やDCトリガー出力、RS-232Cなどのコントロール端子なども搭載。外形寸法は440×483×218mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26kg。液晶タッチパネル式の学習リモコンが付属する。

□マランツのホームページ
http://www.marantz.jp/ce/index.html
□ニュースリリース(PDF)
http://www.marantz.jp/arch/news/sr9600_press.pdf
□関連記事
【2004年11月4日】マランツ、同社初の自動音場補正搭載AVアンプ
-上位モデル「PS8500」はDVI-Dセレクタを搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041104/marantz.htm

(2005年4月28日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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