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株式会社日立製作所は、地上/BS/110度CSデジタル放送に対応したHDD/DVDレコーダ「ハイ録 Wooo(ウー)」シリーズの新モデルとして、160GB HDD搭載の「DV-DH161T」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。 また、VHSビデオとDVDスーパーマルチドライブを搭載した2 in 1タイプの一体型モデル「DV-RV8500」を6月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。
■ DV-DH161T
ハイビジョンレコーダの低価格モデルとして2004年11月に発売された「DV-DH160T」の後継モデル。HDDは日立グローバルストレージ(日立GST)製で、HDD容量は160GBで160Tと同じ。DVDドライブは日立エルジーデータストレージ製。書き込み速度も従来と同じで、DVD-RAMが5倍速、DVD-RWが4倍速、DVD-Rが8倍速。DVD+R/RWの再生もサポートする。 新たに加えられた機能は、不要なシーンをまとめて消去できる「一括部分消去機能」。1つの番組の中で複数の消去したいシーンがある場合、不要部分ごとに先頭と終了位置を指定し、個々に消去を繰り返すのではなく、不用なシーンをまとめて選択し、一括して消去できるようになった。 また、初期設定機能として「簡単セットアップ機能」を追加。画面の表示を見ながら地域やチャンネル、接続するテレビの縦横比などをウィザード形式で選ぶだけで、セットアップが手軽に行なえるという。 そのほかの機能は従来モデルと共通。地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを搭載し、HDDへデジタル放送をハイビジョンで録画できる。録画モードはデジタル放送専用のTS HD/TS SDと、アナログ放送にも対応するXP/SP/LP/EPの6モードを用意。また、TSデータに加え、DVD-RAM/RW(VRモード)ムーブ用データもあわせて記録する「TSXモード」も搭載。TSX HDとTSX SDの2モードが用意される。 コピーワンス放送のDVD-RAM/RW(VRモード)へのムーブ/直接録画も可能。また、TSXモードでHDDに録画したデジタル放送番組の場合は、高速ムーブが可能となっている。 録画したコンテンツの検索が行なえるディスクナビゲーションや、見たいシーンを分単位で指定できるタイムナビ機能も継承。追いかけ再生やタイムシフト再生に加え、1.5倍速再生(TSX/TSモードのみ)、ゆっくり再生(デジタル放送視聴時、TSX/TSモード時)なども利用可能。 また、同社のDVDカム「Wooo」で撮影した、未ファイナライズの8cmDVD-Rメディアの再生に対応。撮影データをHDDに転送すれば、編集も行なえる。 録画予約はデジタル放送ではEPGを利用。地上アナログ放送用のEPGは搭載せず、Gコード予約となる。録画予約数は最大42番組/月。また、録画時間とチャンネルを指定するだけで録画予約が行なえる「ミルカモ予約」も搭載。連続した6時間/1週間分の録画予約と過去1週間の録画済番組情報を1画面に表示し、日時と時間帯にカーソルを合わせ、リモコンのチャンネルボタンを押すだけで、予約録画が行なえる。一度予約した番組は次週以降も自動的に予約録画されるため、連続ドラマなどの帯番組録画に活用できる。 10bit/74.25MHzの映像DACを搭載。音声DACは24bit/192kHz。3次元Y/C分離回路や3DNRも備えている。出力端子はD4×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、光デジタル×1。入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声を各3系統備える。なお、i.LINK端子は備えていない。
消費電力は47W(待機時1.8W)。外形寸法は430×330×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.4kg。Gコード予約対応のリモコンが付属する。
■ DV-RV8500
VHSビデオとDVDスーパーマルチドライブを搭載した2 in 1レコーダ。DVD-RAM/RW(VR/ビデオモード)、DVD-R(ビデオモード)、DVD+R/RWへの録画が可能なほか、同社のDVDカム「Wooo」で撮影した、未ファイナライズの8cmDVD-Rメディアの再生も可能。デジタル放送のコピーワンスコンテンツを、DVD-RAM/RW(VRモード)に録画できる。 また、CD-R/RWに記録したMP3/WMA/JPEGファイルの再生に対応。VHSデッキ部はS-VHSの簡易再生(SQPB)も可能となっている。 チューナ部はVHF/UHF/CATVの受信に対応。録画予約にはGコードを利用し、月8番組の予約が行なえる。録画モードはXP/SP/LP/EP。VHSは標準と3倍で、3倍モード録画時のノイズを抑えるという19μヘッドを搭載している。 ディスクナビゲーション、タイムナビに加え、DVDカムで録画した映像をサムネイル表示する「シーンナビゲーション」を搭載。見たい場面を簡単に探し出せるという。 VHSとDVDの相互ダビングが行なえるダビングボタンを搭載。外部機器からのダビング時にジッタや色むらを低減するというデジタルTBCも備えている。 10bit/54MHzの映像DACを搭載。音声DACは24bit/192kHz。出力端子はD2、S映像、コンポジットを各1系統、アナログ音声×2、光デジタルと同軸デジタルを各1系統。入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統備える。また、DV入力端子も前面に1系統備えている。
消費電力は約29W(待機時3.1W)。外形寸法は430×354×78.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.5kg。Gコード予約対応のリモコンが付属する。
□日立製作所のホームページ
(2005年5月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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