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デジオン、DLNA対応機器用の開発キット
-開発期間を3~5割短縮可能


DiXiM DMP HAK

6月提供開始


 株式会社デジオンは30日、家電用のホームネットワーク機器向け開発キット「DiXiM HAK」を開発し、6月より提供を始める。製品ラインナップはメディアサーバー開発向けの「DiXiM DMS HAK」と、プレーヤー開発向けの「DiXiM DMP HAK」。価格はそれぞれ3万~3万5,000ドル程度の見込みで、出荷台数に応じたライセンス料金が別途必要となる。

 サーバー向けキットに含まれるDiXiM Storage Serverと、プレーヤー向けキットに含まれるDiXiM DMA 2.0はいずれもDLNAガイドラインに対応したアプリケーションで、「家電メーカーなどの開発会社は、DLNAガイドラインに対応したハードディスクレコーダやテレビなどのホームネットワーク製品を、開発期間については3~5割短縮し、低コストで開発可能になる」としている。

 サーバー向けのDiXiM DMS HAKはFreescale Semiconductor MPC8248、Renesas SH4、Toshiba TX4938、VIA Edenなどのハードディスク搭載型リファレンスボードと、これらのボード上で動作するDMSアプリケーション「DiXiM Storage Server」で構成される。

 プレーヤー向けのDiXiM DMP HAKは、Sigma Designs社のEM8620Lを搭載したリファレンスボード「Envision 8620L」と、デジオンのDMPアプリケーション「DiXiM DMA 2.0」、ハードウェア構成やアプリケーションのUIデザインなどをカスタマイズするためのドキュメンテーションが含まれる。なお、DiXiM HAKは、各家電メーカーによりハードウェア構成が変更できるのも特徴。

 DiXiM HAKの開発に合わせて、以前から提供されていたSDKについても「DiXiM SDK」(DiXiM Home Network Framework SDK)として新たにリリースし、DiXiM HAKをはじめとする複数のプラットフォームに対応した。

 同社は、5月31日~6月4日に開催される「COMPUTEX TAIPEI 2005」に合わせて、会場に隣接するGrand Hyatt TaipeiでDiXiM HAK対応のリファレンスボードの展示と概要紹介を行なうとしている。

 DiXiMは、ミドルウェアやサーバー/クライアント・アプリケーションからなるホームネットワークソリューションで、DLNAやUPnP、UPnP AVなどホームネットワークの相互接続に関する各標準規格をサポートする。


□デジオンのホームページ
http://www.digion.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.digion.com/pf/news/20050530.htm
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(2005年5月30日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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