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株式会社ピクセラは、高画質録画を謳うダブルチューナ搭載テレビキャプチャカード「PIX-MPTV/P8W」を6月24日より発売する。価格はオープンプライスで、ピクセラオンラインショップの直販価格は26,800円。
日立製の地上アナログチューナを2系統装備し、ViXS製のマルチストリーム録画対応MPEGエンコーダ「XCode II-L」を搭載したテレビキャプチャカード。1枚のキャプチャカードで2系統の同時録画が行なえるのが特徴。3月に発表し、OEM向けには既に出荷済み。既に販売中のメーカー製PCにも採用されているという。 最大の特徴は、パイオニアマイクロテクノロジーズ製の10bitビデオデコーダを搭載し、プレビュー/録画品質の向上を図ったこと。同デコーダは、DVDレコーダなどの民生機向けのもので、全段で10bit処理を行なう。3次元Y/C分離や、クロマモジュレーション、フレームTBCなどの機能を内蔵している。 同社では、「アナログ放送用のキャプチャカードでは、エンコードチップによる録画品質のあまり差が出なくなっている。そのため、エンコード前の画質をいかにきれいなままエンコードチップに持って行くかが重要となるため、ビデオデコーダにこだわった」としており、他社製品と比較して「髪の毛などの細部の情報量の違いや、色の鮮やかさ、自然な色再現」などの点で画質の向上を実現しているという。 入力端子はアンテナ入力のほか、S映像、コンポジット、アナログ音声入力(RCA)を各1系統装備する。
録画/再生ソフトはマルチチューナ対応の「StationTV G2」を新開発。リモコンでの操作を前提としたアプリケーションで、PinP表示や2画面表示などが行なえる。パッケージにはリモコンも付属する。 StationTV G2内にはナノ・メディアや加賀電子と共同企画開発したEPGサービス「REC Station」を組み込んでおり、EPGによる番組録画予約や、番組検索、携帯電話からのリモート予約などが行なえる。対応OSはWindows XP。 また、GOP単位での編集が可能な、MPEG編集ソフト「MPEGエディタ」も付属。さらに、後日「StationTV G2」のアップデートにより、XCode II-Lのハードウェアを利用したMPEGハードウェアトランスレート機能も追加予定という。
□ピクセラのホームページ (2005年6月13日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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