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株式会社日立製作所は、新ALISパネルを採用したプラズマテレビ「Wooo」の新製品「8000シリーズ」6モデルを8月中旬より順次発売する。 55/42/37V型の3サイズが用意され、HDDレコーダ機能搭載モデルと非搭載モデルが各サイズにラインナップされる。従来モデルの「7000シリーズ」までは、デジタルチューナユニット「AVCステーション」とディスプレイ部からなるセパレート型を採用していたが、8000シリーズでは全機種チューナ一体型となっている。
55V型は、1,366×768ドットのe-ALISパネルを搭載。輝度は1,000cd/m2で、コントラストは2,000:1。 42/37V型は新開発の「メガピクセルALISパネル」を搭載し、輝度は1,400cd/m2(42V型)と1,300cd/m2(37V型)、コントラストは3,000:1(42V型)、2,500:1(37V型)。42V型の1,400cd/m2は、プラズマディスプレイとしては世界最高輝度としている。
新ALISパネルの採用に加え、新開発の前面フィルター「MBPフィルター」を搭載。プラズマパネルの発光スペクトル特性にあわせたマルチ・バンド・パス特性を持たせることで、外光の反射を効果的に防ぎながら、プラズマの発光を効率よく透過させ、コントラストの向上などを実現したという。 画像処理エンジンの「Picture Master」もアップデートされた。従来は、表示画像の特質に合わせた輝度ヒストグラム解析とエッジ量ヒストグラム解析をフィールド単位で実行し、映像表現を最適化していたが、新たに色情報の解析も追加された。これにより、より高度な階調補正や色表現が可能となり、一層“奥ゆき感”のある映像表現が可能となるという。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログを搭載。160GB HDDレコーダ内蔵の「HR8000」タイプでは、デジタルチューナを各2系統装備している。 HR8000の録画予約方法は、デジタル放送のEPGと時間指定のタイマー予約が用意されるほか、リモコンで現在視聴中の番組をワンボタンで録画できる。同社のハイビジョンレコーダなどで搭載している「ミルカモ予約」は搭載しない。リモコンは新開発の液晶付きタイプで、使用頻度の高いボタンの面積を約1.5倍にし、操作性を向上させている。 入力端子は各モデルでHDMIを2系統、D4端子を2系統装備。また、i.LINKも2系統備えている。SD/MMCスロットも装備するが、動画の再生はできず、デジタルカメラなどのJPEG画像の再生のみとなる。
スピーカーは、3ウェイ10スピーカーのサイドスピーカー型。「サイド型にしたことでチャンネルセパレーションの向上を図った」という。ユニットは、専用のウーファ×1と、中高音用のミッドレンジ×3、ツィータ×1を左右に配している。音声出力は55/42V型が36W、37V型が28W。音の明瞭度を向上させる「BBE」や立体感や低域を強調するSRS WOW、サラウンド機能の「TruSurround」なども搭載している。
本体はそのまま設置もできるが、別売のスイーベルスタンド/ラックとの併用が推奨されている。スイーベルスタンド/ラックを利用することで、リモコンの[スイーベル]ボタンを押して、左右各30度の首振りが可能。スイーベルスタンドの価格は55V型用の「TP-55WST」が45,150円、42V/37V型用の「TP-4237WST」が37,800円。スイーベルラックは、42/37V型のみに用意され、42V型用の「TB-PSR4251」が102,900円、「TB-PSR3751」が99,750円。 また、新パネルの採用や、本体とチューナの一体化により、消費電力を大幅に削減。年間消費電力量は42V型が330kWh/年、37V型が290kWh/年(いずれもH8000シリーズ)で、従来の7000シリーズから約30%削減したという。
□日立製作所のホームページ (2005年7月11日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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