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株式会社日立製作所は、DVDビデオカメラ「Wooo」シリーズの新モデルとして、DVD-R/RAMに加え、DVD-RWの記録再生にも対応した「DZ-GX25M」を8月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。 8cmメディア対応の新開発DVDドライブを内蔵。従来のDVD-R/RAMに加え、DVD-RWの記録再生に対応した。DVD-RW記録時には、編集が可能なVRモードと、DVDプレーヤーなどとの互換性を重視したビデオモードのいずれかが選択できる。 なお、DVDカム「Wooo」シリーズは2月発売の「DZ-GX20」と「DZ-MV780」から、カートリッジの無いベアディスクを採用しているが、新モデルでもこの特徴を踏襲。指紋や汚れの付着を防ぐハードコートを施した8cmのDVD-R/RW/RAMメディアを利用する。 1/3.6型、約212万画素CCD(有効画素:動画記録時 約123万画素/静止画 約192万画素)を搭載。CCDの余裕画素エリア使用して、16:9のワイド撮影が可能。レンズは光学10倍ズームで、F値は1.8~2.2。画角は35mm換算で、動画時に約48.7~487mm、静止画撮影時で38.9~389mm。電子式の手振れ補正機能も搭載する。 また、画像処理回路「Woooプロセッサ」を進化させた、「ピクチャーマスター for DVDカム」を搭載。画像処理LSIとMPEG-2用LSIから構成されるもので、画像処理LSIには色ノイズを取り除くCNR(Chroma Noise Reducer)回路と、解像感を向上させる「CCM(Correlative Coefficient Multiplying Method)」フィルタなどを搭載。画像処理のビット数を10から12ビットに拡張し、階調表現力を高めている。 さらに、DZ-GX20/MV780で採用されたディスクの認識時間の短縮技術も装備。電源をOFFにした状態でディスクを投入すると、その際に認識をあらかじめ行ない、電源投入から約6.5秒で撮影が行なえる。従来は起動時に認識するため、約16秒が必要だった。ただし、電源を投入した状態でディスクの入れ替えを行なう際は従来と同じ認識時間が必要となる。 SDメモリーカードスロットも装備しており、最大解像度1,600×1,200ドットの静止画撮影も可能。前面には静止画用のフラッシュも備えている。また、動画撮影時には光量が不足している環境でもカラー撮影ができるというローライトモードや、液晶モニタを反転させ、補助ライトとして利用できるアシストライト機能、シャッタースピードを自動的に変化させるデジタルスローシャッター機能なども利用できる。 ビューファインダーは0.2型の約20万画素。液晶モニタは2.5型で約12万画素。撮影した動画や静止画をサムネイル表示する「ディスクナビゲーション機能」を搭載。DVD-RAM/RW(VRモード)記録時には、任意の映像だけを再生したり、再生順序を並び替えるプレイリスト機能や、カット編集機能、フェード効果なども行なえる。 デザインはDZ-GX20と同様にディスクをイメージした形状で、ラウンドフォルムを採用。レンズフードや本体の一部にはアルミ製パーツを採用している。外形寸法は約51×137×90mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみが約480g、撮影時が約555g。バッテリはリチウムイオン「DZ-BP14S」を同梱し、モニタを使用しない連続撮影時間は約125分。
入出力端子は付属の専用ケーブルを利用し、S映像、コンポジット、アナログ音声の入出力を各1系統用意。外部マイク入力も1系統備える。USB端子はUSB 2.0のハイスピードモードをサポート。DVD-MovieAlbum SE4.2やDVD fun STUDIOなどを含んだPC接続用キットも同梱している。
□日立のホームページ
(2005年7月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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