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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは21日、東京プリンスホテルにて、「PlayStation Meeting 2005」を開催。プレイステーション2の今後のソフトラインナップの紹介や、PSPのバージョンアップ情報などを発表した。 この中で、PSPのファームウェアが、バージョン2へアップデートされることが明らかになった。ダウンロード配信は7月27日より開始される。 アップデート内容の最大のポイントは、Webブラウザ機能を追加したこと。URLを直接打ち込むアクセス方法に加え、お気に入り登録などが可能で、HTML4.01の表示が可能。ただし、Flashムービーには非対応。
また、これと関連し、インターネットを通じてPSPに直接動画を配信するサービス「Portable TV」も7月27日より開始される。運営はソニー・コミュニケーション・ネットワーク。なお、会場ではPSP本体で直接同サイトにアクセスし、動画をダウンロードするデモも行なわれたが、サービス開始当初は、パソコンからSo-netのサービスページにアクセスし、PSPのメモリースティックに動画ファイルをダウンロードする方式となる。 ストリーミング再生には対応しておらず、動画はメモリースティックに保存する必要がある。なお、配信する動画の形式は従来から使用されていたメモリースティックビデオ形式のMPEG-4ではなく、UMDディスクと同じH.264/MPEG-4 AVCが採用されている。これにともない、ファームウェアバージョン2からは、メモリースティック内のH.264形式のファイルが再生できるようになっているという。
配信が有料/無料かや、課金方法などは不明だが、最新ファームウェアではiモードの「ケータイ払いサービス」に対応するという。10円からの小額課金が可能なシステムで、iモードの利用者であれば特別な支払い手続きは不要だという。支払いは月々の電話代に加算される。 最新ファームではほかにも、ATRAC3 Plusフォーマットの音楽ファイルをメモリースティックPro Duoに保存・再生できるようになった。また、リニアPCM形式のWAVファイルの再生もサポートする。
ほかにも、静止画の対応フォーマットが増加するほか、アドホックモードを使ってほかのPSPに画像を送信する機能や、画像をPSPのメニュー画面の背景に指定することもできるという。バージョン 2.00でのアップデート内容は以下の通り。 【バージョン 2.00 アップデート内容】
機能強化だけでなく、カラーリングも追加。セラミック・ホワイトモデル「PSP-1000 KCW」が発売される。発売は9月15日。同社では、「いつも一緒に持ち歩く自分専用の商品として、PSP本体及び周辺機器のカラーバリエーション展開を行なっていく」としており、今回のセラミック・ホワイトモデルはその第一弾となる。「人気色であるセラミック・ホワイトの発売によって、女性をはじめとした新規ユーザー層の更なる普及、拡大を図る」(同社)としている。
ファームウェアが最新になる以外の仕様は従来のブラックモデルと共通だが、バリューパックに付属するポーチも白色になっている。バリューパックの価格は26,040円。なお、バリューパックのみで、本体のみの販売は予定されていない。
PSP-1000 KCWには、PSP本体のほか、ACアダプタ「PSP-100」、バッテリーパック「PSP-110」、メモリースティック デュオ 32MB「PSP-M32」、リモコン付きヘッドホン「PSP-140」、ポーチ&ハンドストラップ「PSP-170W」がセットになっている。
また同時に、PSP本体色に合わせ、オプションとして、ポーチ&ハンドストラップ(ホワイト)「PSP-170W」(2,100円)、アクセサリーポーチ&クロス(ホワイト)「PSP-220W」(1,575円)も発売される。
□SCEIのホームページ
(2005年7月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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