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ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は25日、プレイステーションポータブル(PSP)にも対応した携帯再生機器向けコンテンツ配信サービス「Portable TV」(ポータブル・ティー・ヴィー)を発表した。サービスは7月27日より開始。スタート当初は無料ダウンロードサービスとして、映画の予告編やスポーツ、音楽、韓国ドラマ、アニメの第1話など、約100本をラインナップする。
「Portable TV」は、PSPなどで再生できるH.264/MPEG-4 AVC形式(H.264)の動画ファイルをPSP内のメモリースティックに配信するサービス。7月21日に行なわれたSCEIの「PlayStation Meeting 2005」で、PSPにH.264の再生機能を追加する最新ファームウェア(バージョン2.00)と同時にサービス概要が公開されていた。
最大の特徴は、H.264形式の動画ファイルを配信すること。PSP専用の配信サービスではないが、現在H.264形式の動画を再生でき、メモリースティックを採用している携帯プレーヤーはPSPのみのため、実質的にはPSP用のサービスとなっている。同社は「そのほかの対応機器が登場した際には別途発表する」としている。
配信する動画はメモリースティックビデオフォーマットに準拠しており、音声はAAC。動画の解像度は320×240ドットとなっている。ダウンロード方法は、将来的にはPSP本体のインターネットアクセス機能を利用して、同サイトにアクセスし、動画をメモリースティックにダウンロードする予定だが、サービス開始当初は、パソコンからSo-netのサービスページにアクセスし、パソコンにUSB接続したPSPのメモリースティックに動画ファイルをダウンロードする方式となる。 なお、有料サービスが開始された場合、有料コンテンツはパソコンのHDDに動画を一旦ダウンロードして、PSPにコピーすることはできず、前述の通りPSP内のメモリースティックにしか保存できない。また、保存した動画ファイルをHDDやほかのプレーヤーにムーブすることもできない。しかし、無料ダウンロードサービスの対象コンテンツは、パソコンのHDDへの保存やムーブも行なえるという。 サービスの対象となるのはSo-netのブロードバンド会員、または入会金・月会費無料の「So-netこんてんつコース」の会員のみ。こんてんつコースは、ほかのプロバイダを利用しているユーザーでも登録できる。 サービスは7月27日にスタート。同日より無料ダウンロードサービスが開始される。なお、将来的には決められた期間のみ再生できる動画ファイルをレンタル形式の有料配信する予定だが、有料配信開始時期は未定で、価格は「数百円程度」(同社)の見込み。なお、ファイルサイズは30分のコンテンツで256MB程度になるため、サービスの利用には512MB以上のメモリースティックDuo/Pro Duoが推奨されている。 今後予定しているコンテンツのジャンルと、コンテンツの提供事業者は以下の通り。 【予定しているコンテンツジャンル】
□So-netのホームページ
(2005年7月25日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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