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三洋、設置性が向上した液晶プロジェクタ「LP-Z4」
−「ツインアイリス機構」でコントラスト比7,000:1


10月21日発売

標準価格:294,000円


 三洋株電機式会社は、ホームシアター用液晶プロジェクタの新モデル「LP-Z4」を10月21日に発売する。価格は294,000円。当初月産台数は5,000台。

 2004年10月に発売された「LP-Z3」の後継モデルで、価格は据え置き。筐体を一新しており、外見上の最大の違いは、電源ON/OFFと連動して開閉する電動スライド式レンズカバーを搭載したこと。また、外形寸法と重量も、Z3の359×273.5×116.7mm(幅×奥行き×高さ)、4.1kgから、382×304.3×126.8mm(同)と若干大型化。重さも5kgに増えている。

筐体は若干大型化している スライド式の電動レンズカバーを採用した 本体スイッチ部のデザインも変更されている

 パネルは解像度1,280×720ドットの0.7型ポリシリコンTFT液晶。「Z3のパネルとは異なり、最新技術を投入したもの」(同社)としており、エプソン製D5テクノロジー採用のパネルと見られる。480i/480p/720p/1080iの表示をサポートする。

 Z3からの最大の変更点は、手動の2倍ズームレンズを採用したこと。レンズシフト機構も備えているが、レンズシフト量は、上下最大3画面分(±1画面)、左右最大2画面分(±2分の1画面)でZ3と同じ。ただし、ズームが2倍になったことで、Z3と比べ設置可能エリアが3倍以上に拡大。最小40型を約1.2m、最大200型を約9.2mから投写できる。

2倍の手動ズームレンズを新たに搭載 レンズシフト操作部 設置可能エリアが3倍以上拡大

 また、Z3で採用した高画質化システム「TopazReal(トパーズリアル/Technology of Picture Advance for Z's Real image)」を進化させた新「TopazReal」を採用。従来は10bitで処理していたAD変換、スケーラー、ガンマ補正を12bit処理するICに変更。微妙なディティールの再現能力が向上したという。

 さらに、アイリス機構もグレードアップ。各プリセットイメージモードに連動して作動する電動アイリス機構(手動設定も可能)を引き続き搭載するほか、光源のランプ前に遮蔽板を使った絞りシステムを搭載。シーンと連動し、画面ごとの輝度信号をヒストグラム解析し、遮蔽板で光量をコントロールする。同社では「ランプアイリス」と名付けており、レンズアイリス機構との相乗効果によりコントラスト比を向上。Z3の2,000:1から、7,000:1(ビビットモード時)まで高めている。

 また、新機能として選択した任意の色を「色相」、「レベル」、「ガンマ」で調整できる3Dカラーマネジメント機能を搭載。よりユーザーの好みや環境に合わせた色再現が行なえるとしている。なお、7つのプリセット画質モードや、カスタマイズ可能なアドバンスモードも継承。ユーザー設定を最大4個まで保存できる。

Z3との主な違い TopazRealの進化した点 レンズアイリスとランプアイリスで「ツインアイリス機構」と名付けられている

 光源のUHPランプは、Z3の135Wから145Wへ増強。輝度は1,000ルーメン。Z3のシロッコファンを継承しているが、動作音は前モデルの約23dBから、約22dBに低減。ブライトモード時でも26dBとなっている。なお、起動時間は約20秒でZ3と同じ。クールダウンも同程度の所要時間となっている。

リモコンデザインも変更された

 また、ホコリの混入対策もさらに強化された。Z3と同様に、底面にブロアーの先端を差し込む穴を設けており、ホコリを吹き飛ばすことができるが、Z4では穴をネジ止めのパネルで保護。Z3はゴム製のカバーが使用されていた。また、底面からの吸気を廃止。背面の吸気口部にはZ3と同様のフィルタを装備。ブロアーも同梱している。

 そのほかには、GUIのデザインが若干変更され、新たにメニュー下部に操作方法を示すガイドが表示されるようになった。また、付属の自照ボタン採用リモコンも新デザインを採用している。

 入力端子はHDMI、コンポーネント(RCA)、D4、S映像、コンポジット、アナログRGB(ミニD-sub 15ピン)を各1系統装備。着脱式の電源コードやリモコン、ビデオケーブルなどを付属する。

右のネジ止めされたパネルの下にブロアー差込口がある メニュー画面下部にガイドが表示されるようになった 背面端子部


■ 国内シェア25%を目指す

AVカンパニー プロジェクタ統括ビジネスユニット プロジェクタBU 開発部の杉邨一人部長

 AVカンパニー プロジェクタ統括ビジネスユニット プロジェクタBU 開発部の杉邨一人部長は、ホームユースプロジェクタの国内動向について「確実な成長を続けており、三洋では2005年に72,000台、2006年に10万台と市場規模を予想している」と解説。

 その上で、「Zシリーズはホームユースプロジェクタ市場を切り開いてきた実績があり、新モデルにも期待ができる」とし、「約8万台の市場で2万台、シェアとしては25%を目指したい」と目標を掲げた。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0509news-j/0909-1.html
□関連記事
【2004年11月5日】【大マ】720pプロジェクタのトップセラー機が一新
〜画質やメンテナンス性を改善「三洋電機 LP-Z3」〜
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041105/dg41.htm
【2004年9月10日】三洋電機、電動アイリス搭載のホームプロジェクター「LP-Z3」
−リアル10bit処理の画質システム「トパーズリアル」採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040910/sanyo.htm

(2005年9月9日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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