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ソニー、「S-Force」採用のサラウンドシステム3種
-TVラック型や無線リアスピーカー採用システムも


10月10日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、シアターシステムの新ラインナップとして、フロントに設置したスピーカーだけでサラウンド再生を行なう3機種と、リアスピーカーをワイヤレス化した1機種の計4機種を発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。

特徴 品番 店頭予想価格 発売日
2.1chフロントサラウンド
DVDプレーヤー
(S-Force PRO)
DAV-X1 16万円前後 10月10日
テレビラック型システム
(S-Force PRO)
RHT-G1000 15万円前後 10月20日
3.1chフロントサラウンド
(S-Force)
HT-LC150FS 45,000円前後 11月10日
リアワイヤレスサラウンド HT-SL800W 9万円前後

 DAV-X1、RHT-G1000、HT-LC150FSには、新開発のバーチャルサラウンド技術「S-Force フロントサラウンド」を搭載。新開発のDSPで反射音や間接音を独自のアルゴリズムで再現。前方に設置したスピーカーだけで5.1chのバーチャルサラウンド再生が行なえるという。また、壁からの反射音を利用しないため、設置環境の影響を受けずにサラウンドが再現できるとしている。

 また、DAV-X1とRHT-G1000の2モデルには、さらに上位の技術である「S-Force PRO フロントサラウンド」を搭載。DSP処理に加え、アンプ部やスピーカー部をチューニングして設計することで、さらに再生音のクオリティが向上しているという。


■ DAV-X1

DAV-X1

 アンプ内蔵のDVDプレーヤー、フロントスピーカー×2、サブウーファで構成されるサラウンドシステム。プレーヤー本体とスピーカーは付属の専用ケーブルで接続。前方に設置したフロントスピーカーとサブウーファだけでサラウンドが再現できるという。

 プレーヤー部はDVDビデオに加え、DVD±R、DVD-RW(ビデオ/VRモード)、DVD+RW、SACDの再生にも対応。映像出力としてHDMI、D2、S映像、コンポジットを各1系統。音声出力として光デジタルを1系統備える。映像入力はS映像、コンポジットを各1系統。音声入力は光/同軸デジタル切り替えを各1系統、同軸デジタルとアナログ音声を2系統備える。

 ドルビーデジタル、DTS、AAC、MP3などのデコードに対応。また、「S-Force PRO フロントサラウンド」技術に加え、独自のデジタルアンプ「S-Master」も搭載している。

 フロントスピーカーにはナノファイン・ハイブリッド振動板や、ネオジミウムマグネットを採用した5cm径のユニットを2基搭載。しかし2ウェイスピーカーではなく、それぞれフロント信号用、サラウンド信号用で別々の音を再生する。そのため、プレーヤー部は最大50W×4ch(50W×2ch + 50W×2ch)の出力を備えている。

 サブウーファは、剛性の高いMRC(マイカ・リインフォースド・セルラー)を振動板に使用した15cm径のユニットを2個採用。ダブルウーファ仕様となっており、別々のS-Masterでドライブされる。アンプの最大出力は50W×2。

 AM/FMチューナを内蔵。リモコンも同梱する。外形寸法と重量は、プレーヤーが約380×293×76mm(幅×奥行き×高さ)で約4.6kg。フロントスピーカーが約162×134×78mm(同)、約0.7kg。サブウーファが約205×489×362mm(同)で、約9.8kg。


■ RHT-G1000

RHT-G1000

 テレビスタンド一体型のシアタースタンドシステム。天板の耐荷重は約65kgで、実際に薄型テレビなどを置くことができる。カラーリングはパールホワイト。外形寸法は約1,205×510×495mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約64kg。

 スタンド内部にAVアンプと、フロント2ch、サラウンド4chのスピーカー、さらにサブウーファも内蔵。DVDプレーヤーなどは備えていない。また、「S-Force PRO フロントサラウンド」を内蔵しており、サラウンド再生が行なえる。

 ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジックII、AACデコーダを内蔵。ユニットは、フロント用に6.5cm径×2、サラウンド用に6.5cm径×2、サブウーファ用に16cm径×2を搭載。

 搭載するデジタルアンプの出力は、フロントとサラウンド用で各85W。サブウーファ用は170W。映像入力端子としてD端子×3、コンポジット×3。音声入力は光デジタル×4、同軸デジタル×3、アナログ音声×4。映像出力はD端子×1、コンポジット×1。音声出力は備えていないが、リアスピーカー増設用のスピーカー端子を備えている。


■ HT-LC150FS

HT-LC150FS

 3.1chのスピーカーシステム。センタースピーカー1基、フロントスピーカー2基、アンプを内蔵したサブウーファ1基で構成。「S-Force フロントサラウンド」を採用しており、3.1chでサラウンド再生が行なえる。

 RHT-G1000と同様のデコーダを内蔵。AM/FMチューナも内蔵している。また、付属のリモコンは、同社のハイブリッドレコーダ「スゴ録」の基本操作が可能。再生や停止だけでなく、システムメニューの表示や、番組タイトルリストの操作、設定変更なども行なえる。また、音声入力端子として光デジタル×2、アナログ音声×1を搭載する。

 フロントスピーカーは6.5cm径のコーンユニットを採用。アンプ部の最大出力は120W×2ch。外形寸法は約90×107×132mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約0.6kg。センタースピーカーも6.5cm径ユニットを採用。アンプの最大出力は120W。外形寸法は約360×97×110mm(同)で、重量は約1.5kg。

 サブウーファには20cm径のコーンを採用。最大出力は120W。外形寸法は約270×413×325mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約10kg。


■ HT-SL800W

HT-SL800W

 独自の光ワイヤレス伝送技術「S-DIAT」を採用し、アンプ部とリアスピーカー間を無線にしたシアターシステム。赤外線方式を採用しているため、無線LANなどと干渉せず、高音質な転送が行なえるという。なお、「S-Force フロントサラウンド」技術は備えていない。

 フロント/リアスピーカーはトールボーイタイプ。サブウーファ、センタースピーカー、アンプで構成される。アンプ部(S-Master)の最大出力は86W×6ch。音声入力は光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×1。RHT-G1000/HT-LC150FSと同様のデコーダも備えている。

 フロントスピーカーはバスレフ型で、7cm径ウーファと2.5cm径ドームツイータを各1基搭載。外形寸法は約255×255×1,112mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.1kg。リアスピーカーもユニット、外形寸法ともに同じだが、受信機や電源ユニット・アンプユニットを搭載しているため、リア・レフトチャンネルのみ約5kg。

 センタースピーカーは7cm径ウーファ、2.5cm径ツイータを搭載。外形寸法は約356×76×92mm(同)で、約0.95kg。サブウーファは16cm径コーンを採用し、約200×355×379mm(同)で、約6kg。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200509/05-0909/
□関連記事
【2004年10月21日】ソニー、リアスピーカーを完全無線化した5.1chシステム
-音声はデジタル光伝送し、電源はバッテリを内蔵
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041021/sony1.htm
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040818/sony.htm
【2003年9月1日】ソニー、リアスピーカーを無線接続可能なシアターシステム
-ワイヤードで実売10万円前後の低価格モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030901/sony1.htm

(2005年9月9日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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