◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ソニー、デジ・アナ同時録画対応の「スゴ録」
-「好み」を学習し、キーワード登録不要の自動録画


11月21日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、デジタルチューナを搭載したハイブリッドレコーダ「スゴ録」の新モデル3機種を11月21日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。主な仕様と店頭予想価格は下表の通り。

モデル名 HDD容量 デジ・アナ同時録画 HDMI i.LINK メモリースティック 店頭予想価格
RDZ-D90 400GB 18万円前後
RDZ-D70 250GB 16万円前後
RDZ-D50 13万円前後


■ RDZ-D90/D70

RDZ-D90

 デジタルチューナを搭載したハイブリッドレコーダ。6月に発売された「RDZ-D5」では対応していなかったHDDへデジタル放送とアナログ放送を2番組同時録画に対応した。また、HDDとDVDへの同時録画も可能。HDDへの2番組同時録画中に追いかけ再生を利用することもできる。

 自動録画機能の「おまかせ・まる録」が「x-おまかせ・まる録」に進化。録画予約や録画番組の再生、DVDへのダビングなどの操作からユーザーの好みを学習。同社のHDDレコーダ「CoCoon」(コクーン)と同様に、録画予約を行なわなくても、見たい番組を自動的に録画してくれるという。また、従来通り、設定したキーワードやジャンルに合った番組の自動録画も可能。

 i.LINK端子を備えており、HDV(1080i)撮影に対応したHDVカムと接続し、HD映像をHDDにダイビングする「おまかせHDV/DVダビング」機能を搭載。HDV映像をそのまま編集できるほか、HDV映像をSD画質にダウンコンバートし、DVDにダビングすることもできる。

 D90、D70ともにHDMI出力端子を備えており、音声の伝送にも対応。1080i/720pへのアップスケーリング機能も備えている。DVDドライブはDVD+R DL(2.4倍速)、DVD±R(16倍速)、DVD+RW(8倍速)、DVD-RW(6倍速)に対応。CPRM対応のDVD-R/RWメディアへ、コピーワンスコンテンツの録画、もしくはHDDからのムーブが行なえる。

 EPGはGガイドに対応。放送枠の拡大や放送開始時間の繰上げにも対応した番組追跡録画機能を備える。さらに、独自のアルゴリズムを使用し、予約時と番組表データ更新後に番組名が変更された場合でも、番組名の類似性を判別して追跡録画を行なう。また、スポーツ延長機能も備えている。

 静止画関連では、デジタルカメラやメモリースティック、CD-R、USBなどから静止画を取り込む「簡単フォト取り込み」機能を搭載。HDDに保存した静止画ファイルを、HD解像度で表示する「x-Pict Story HD」も利用可能。30種類の音楽から任意のものを選択すると、エフェクトを加えたスライドショー作品が自動的に作成される。なお、完成したスライドショーはSD解像度にダウンコンバートし、DVDビデオといてライティングできる。

 画質面では 適応型ノイズリダクション「Dマトリックス NR HD」を搭載。また、2パスエンコード技術を応用した「ダイナミックVBRダビングダ PRO」を新たに採用。HD放送をTS録画するDRモードにおいて、HD映像を解析。DVDにSD画質でダビングする際に、その情報を利用してレート配分を最適化することで、長時間の映像でも高画質でダビングできるという。

RDZ-D70

 HDDはD90が400GB、D70が250GBを内蔵。録画モードはどちらもDRに加え、XP+(HDDのみ)と、XP/XSP/SP/LSP/ESP/LP/EP/SLPの9種類を用意する。2モデルの主な仕様は共通だが、D90はアナログ音声用に専用の安定化電源回路を備えるほか、OFCの電源ケーブルや偏心インシュレータを採用している。

 そのほかの音質面の構成は共通で、「波形整形回路」と「デジタル音声出力専用安定化電源回路」を搭載。ジッタを抑え、高精度な光・同軸デジタル音声出力が可能としている。また、24bit/192kHz対応のDACを採用。同社のオーディオ製品「ES」シリーズで採用されている高音質コンデンサなどを搭載している。

 GUIは「RDZ-D5」と同様に、XMB(クロスメディアバー)を採用。新たに、録画した番組を「x-おまかせ・まる録」で設定したキーワードや、番組のジャンル、放送ごとに自動分類し、フォルダ表示する「オートグルーピング」機能が利用できる。

 また、独自の「シーン検出アルゴリズム」により、無音やステレオ検出だけでなく、音楽と会話の境など音の切替りや、場面の変化が大きい映像の切替りなどでチャプタを打つ「おまかせチャプター」機能も搭載している。

 さらに、デジタル放送の字幕放送(クローズドキャプション方式)をDRモードでHDDに録画できるほか、DRモード以外でHDDやDVDに録画する際に、字幕を映像中に焼き込む「字幕焼きこみ機能」も新たに搭載した。ただし、複数の字幕が用意されている番組では「字幕1」を焼き込むことになる。


■ RDZ-D50

RDZ-D50

 D90/70から機能を省いた低価格モデルで、HDD容量はD70と同じ250GB。デジタルチューナとアナログチューナを備えているが、デジタル・アナログ2番組同時録画機能は備えていない。また、HDMI端子、i.LINK端子、USB端子、メモリースティックスロットも備えておらず、「おまかせHDV/DVダビング」にも対応していない。

 画質面では上位モデルと同様に「DマトリックスNR HD」や「ダイナミックVBRダビング PRO」などを採用。ただし、音声面では波形整形回路、音声出力専用安定化電源回路などは備えていない。音声DACは24bit/192kHzに対応する。

 そのほかの機能は共通。各モデルの詳細な仕様、入出力端子などは下表の通り。

型番 RDZ-D90 RDZ-D70 RDZ-D50
HDD容量 400GB 250GB 250GB
ドライブ DVD+R DL(2.4倍速)、DVD±R (16倍速)
DVD+RW(8倍速)、DVD-RW(6倍速)
出力端子 HDMI×1
コンポーネント×1
D4×1
コンポジット×2
S映像×2
アナログ音声×2
光デジタル音声×1
同軸デジタル×1
※ピンジャックは全て金メッキ
コンポーネント×1
D4×1
コンポジット×2
S映像×2
アナログ音声×2
光デジタル音声×1
※前面1系統は金メッキ
入力端子 コンポジット×3
S映像×3
アナログ音声×3
※ピンジャックは全て金メッキ
コンポジット×3
S映像×3
アナログ音声×3
※前面1系統は金メッキ
その他の端子 i.LINK×1(HDV1080i/DV)
USB×1
メモリースティック
スロット
消費電力 70W 52W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
430×346×84.2mm 430×346×79.2mm
重量 約5.7kg 約5.6kg 約5.5kg


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200509/05-0912/
□関連記事
【5月12日】ソニー、デジタルチューナ搭載で実売15万円のスゴ録
-GUIに「XMB」採用。DVD+R DLにも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050512/sony2.htm

(2005年9月12日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.