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株式会社東芝は、4GB容量の0.85型HDDを内蔵したMPEG-2ビデオカメラ「gigashot V10」を10月21日に発売する。本体カラーはパールホワイト。店頭での販売は予定されておらず、同社の直販サイト「Shop1048」(ショップトウシバ)でのみ販売する。直販価格は59,800円。 1/2.5型総画素約519万画素CCD単板式のビデオカメラ。有効画素数は、動画撮影時約250万画素、静止画撮影時約500万画素。レンズは光学5倍ズームで、F3.3~3.4。焦点距離は35mm判換算で38~190mm。 「高い応答性と、正確な予測を行なう」という、新アルゴリズムを採用した、電子式手ぶれ補正も装備する。なお、電子式のため、画角が8割程度に狭くなり、静止画には適用できないという制限がある。 内蔵している0.85型HDDは、HDDショックアブソーバと三次元加速度センサー搭載することで保護されており、1m落下テストを行なわれている。
動画の記録方式はMPEG-2で、音声はドルビーデジタル2ch(ビットレート192kbps)。録画モードは、HQ/HQ(WIDE)/SP/SP(WIDE)/LPの5種類を用意し、ビットレートはHQ/HQ(WIDE)が約6Mbps、SP/SP(WIDE)が約4Mbps、LPが2Mbps。それぞれ内蔵HDDに約85分、約128分、約255分の録画が可能となっている。解像度はLPのみ352×480ドットで、それ以外は4:3撮影時720×480ドット、ワイド撮影時は720×360ドット。 SDカードスロットも装備し、内蔵HDD、SDカードのどちらにも動画と静止画を記録できる。静止画記録解像度は2,560×1,920/2,048×1,536/1,280×960/640×480ドット。ストロボも内蔵している。また、動画撮影中でも静止画撮影が可能だが、静止画を640×480ドット以外に設定している場合、静止画が記録されるまでの間、動画にはシャッターを閉じるアニメーションが記録される。 本体で、動画からの静止画切り出しが可能なほか、動画と静止画混在の連続自動再生も可能で、トランジションも適用できる。そのほか、サムネール画面での動画ファイル再生や、テレ端で約1m、ワイド端で約10cmまで寄れるマクロ機能、さらにワイド端固定となり約1cmまで近づける「スーパーマクロ」機能、風きり音の低減機能も装備する。また操作系にジョグダイヤルを採用し、再生時にも利用できる。 液晶モニターは2型20.7万画素(864×240ドット)で、ファインダーは装備していない。液晶オープンで約4秒で撮影可能になる。 本体にはクレードル端子しか装備しておらず、充電や、他の機器に接続する場合は付属の「専用クレードル」、または「接続アダプター」を使用する必要がある。専用クレードルには、A/V OUT、USB、LAN、DC-INを装備し、接続アダプターにはA/V OUT、USB、DC-INを備えている。 PCとは、USB 2.0(High-Speed)で接続。また、大きな特徴は専用クレードルにLAN端子を装備していることで、同社のハイブリッドレコーダ「RD」シリーズの「ネット de ダビング」に対応し、gigashotで撮影した映像を、RDに転送することができる。ただし、RDからgigashotへの転送はできない、一方通行となっている。転送時間は、同社の実測値で、RD-XS53に4GBを約80分で転送できる。なお、USB 2.0経由でPCには約15~30分で転送可能。
付属品は充電バッテリ、ACアダプタ、カメラケース、リモコン、専用クレードル、レンズフード、接続アダプターなど。付属のバッテリは、約2時間30分で充電が完了。連続撮影時間は動画撮影時にズーム不使用で約80分、オートプレイによる動画連続再生時間は約120分となっている。 また、「gigashotバックアップツール」、「ACDSee」、「PowerProducer」をバンドル。最短2クリックでDVDビデオが作成できるほか、カメラとPCとの画像データの同期、静止画のレタッチ、動画編集、DVDオーサリングなどが行なえる。 本体の外形寸法は、38.5×59.5×103.5mm(幅×奥行き×高さ)、撮影時重量は約225g(本体のみ)/260g(バッテリ、SDカード含む)。なお、リチウムイオン電池「MEHBT4」も直販価格5,980円で販売される。
□東芝のホームページ
(2005年9月28日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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