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株式会社ケンウッドは、同社の音質マイスターが部品の選定から音質チェックまでを手掛けたハイコンポ「Kシリーズ」の新モデルとして、CDレシーバ「R-K801-N」と、ブックシェルフスピーカー「LS-K800」、スピーカースタンド「SR-K800」を10月末に発売する。価格はR-K801-Nが65,100円、LS-K800が47,250円(ペア)、SR-K800が25,200円(ペア)。
■ R-K801-N
アンプ、CDプレーヤー、AM/FMチューナを内蔵したCDレシーバ。既発売のCD/MDレシーバ「R-K700」(54,600円)と同様に、自動音場補正「AUTO ROOM EQ」を搭載。付属のマイクで室内の音響特性を測定し、フルデジタルプリアンプ部で解析。最適な音場を実現するという。
プリアンプ部にΣDSPを搭載。DACはWolfson製の「WM8740」を装備しており、ソースから音楽情報の欠落や外部ノイズの影響を受けずに、WM8740に音楽信号を伝送できるという。 パワーアンプ部には差動三段構成によるディスクリート構成を採用。最大出力は30W×2ch(6Ω)。増幅過程で発生するノイズを制御しながら、利得の高い信号増幅を実現でき、原音に忠実な再生が行なえるとしている。
CDドライブ部には、「ソリッド・マウント構造」を採用。4つの専用フレームをCDメカの下部に配置することで、設置面からの外部影響とメカニズム自体の振動を吸収し、分散させる。筐体にも振動解析技術を投入した「バイブレーションコントロールシャーシ」を採用。フロントパネルには3mm厚のアルミパネルを装備している。 また、別売の専用接続ケーブル「PNC-150」(2,415円)を利用することで、HDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」との接続が可能。R-K801-Nの付属リモコンから、HD20GA7の基本操作が可能。再生音をR-K801-Nから出力することもできる。 入力端子は、PHONO(MM)×1、アナログ×2、PNC-150用端子×1、光デジタル×1を用意。出力はアナログ×1、録音用出力×1、サブウーファプリアウト×1を備える。電源ケーブルは極太タイプ。電源部にはオリジナルの大容量アルミ電解コンデンサを採用。スピーカーターミナルはバナナプラグにも対応する。外形寸法は270×368×126mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.8kg。
■ LS-K800
エンクロージャにMDF材を採用した2ウェイ、2スピーカーのバスレフ型ブックシェルフ。突き板仕上げを採用しており、高級感のある外観を実現したという。コーナー部はラウンド加工が施されており、回析波を低減している。
新開発のウーファユニットは12cm径で、アルミダイキャストフレームを採用。磁気回路を支え、バッフルにユニットを強固に固定している。また、ユニットの前後移動時の排圧をスムーズに行なう「エア・コントロール・ホール」構造も備えている。振動板は多層コーティング素材で構成しており、キャップ部にはポリウレタンを使用している。
ツイータは2.5cm径のソフトドーム。内部に吸音材を配置することで、特定のピークがない、スムーズな高域特性を実現したという。再生周波数帯域は48Hz~30kHz。クロスオーバー周波数は2.5kHz。外形寸法は168×269×305mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.2kg(1台)。
SR-K800は、LS-K800との組み合わせを想定したスタンド。ポール部に3枚のMDF材を張り合わせ、振動を分割・吸収。ベース部にもMDF材を採用し、床からの振動影響を低減するという。外形寸法は250×320×545mm(幅×奥行き×高さ)。重量は6.2kg(1台)。
□ケンウッドのホームページ
(2005年10月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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