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イベント盛りだくさんの「秋葉原エンタまつり」が開幕
-人気キャラがパレード。ケロロ&ゾロリの映画化情報も


プリキュアも駆けつけた
会期:10月22日~30日

会場:秋葉原(駅前/ダイビル内ホール/販売店など)


 日本が誇るエンターテイメント・コンテンツである映画やアニメ、ゲーム、コミックなどを秋葉原に集め、各種イベントを開催する「T!FF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつり」が22日開幕した。会期は10月22日から30日までの9日間で、10万人の参加者を見込んでいる。主催は秋葉原エンタまつり実行委員会。

ケロロ軍曹も登場

 「秋葉原エンタまつり」は、第18回東京国際映画祭に併催する形で開催されたイベント。映画祭に合わせて来日する各国のコンテンツ製作関係者やバイヤーなどに日本のコンテンツを紹介する“架け橋”的な役割を果たすことを目指して開催されたもの。同趣旨のイベントは2004年に幕張メッセで「東京国際エンタテイメントマーケット」が開催されたが、今年は“趣都”秋葉原の街全体を使用し、80個以上の関連イベントを開催するという形式になった。

 開催初日である22日には、秋葉原駅前広場に80メートルに渡ってブルーカーペットが敷かれ、ピカチュウやドラえもん、ピポサルなど、日本を代表するアニメや漫画のキャラクターがパレード。メイン会場となるダイビルでは各種イベントが開催されるほか、各販売店においてもキャラクターによるショーや、サイン会なども行なわれる。


■ 人気キャラクターがアキバに集結

 初日はあいにくの雨模様だったが、キャラクターパレードには「どこでもいっしょ」のトロや、鉄腕アトム、ケロロ軍曹、ドラえもん、プリキュア、ピカチュウなど計13作品、25体のキャラクターが登場。子供達を中心に、集まった観客から大きな拍手が巻き起こった。

ドラえもん ガメラ ブラックジャック ピノコ

 続くセレモニーでは司会として吉本興業の今田耕司さんが登場。「今日はメイド喫茶に行くつもりで来ました」と、随所に秋葉原情報を交えた軽妙な司会で会場を盛り上げた。

 挨拶に立った経済産業省商務情報政策局長の豊田正和氏は、今回のイベントの趣旨について「秋葉原全体をマーケットプレイス、もしくはショーケースにするというイメージで企画した。東京国際映画祭に秋葉原の魅力と熱気を加えると同時に、この街をコンテンツ産業関係者の交流の場にできたらと考えている」と語った。

関谷保夫東京都副知事や東京国際映画祭のチェアマンである角川書店の角川歴彦氏などがテープカットに参加した 経済産業省商務情報政策局長の豊田正和氏 「これが終わったらまんだらけに寄って帰ります」と今田さん


■ ケロロ軍曹とかいけつゾロリが映画化

 イベントは販売店を含め、秋葉原の各所で実施される。また、メイン会場となるダイビル内のホールではアニメやゲームに関連したイベントも開催されており、声優などを招いたトークショーも実施されている。

2本立ての映画化が決定した

 初回イベントとなる24日午後には、幅広い年齢層から支持を集めるアニメ「ケロロ軍曹」と、子供達に人気の「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」が、2本立てで映画化されることが発表された。公開は2006年3月11日。配給は角川ヘラルド・ピクチャーズ。

 ステージには角川書店の角川歴彦会長、ポプラ社の坂井宏先社長、サンライズの吉井孝幸代表取締役が出席。さらに、ケロロ軍曹からケロロ役の渡辺久美子さん、タママ役の小桜エツ子さん、ギロロ役の中田譲治さん、クルル役の子安武人さんが登場。かいけつゾロリからは、原作者の原ゆたかさんと、ゾロリ役の山寺宏一さんも駆けつけた。

 客席には子供連れの姿が目立ち、声優陣が着ぐるみに合わせてキャラクターの声を出すと「本物だ!!」と大興奮。中田譲治さん演じるギロロがステージに上がろうとして転倒するハプニングもあったが、中田さんがとっさに声を当てて、会場を大いに盛り上げた。

角川書店の角川歴彦会長 ケロロ軍曹チーム。左からタママ役の小桜エツ子さん、ケロロ役の渡辺久美子さん、ギロロ役の中田譲治さん、クルル役の子安武人さん かいけつゾロリチームは、左からゾロリ役の山寺宏一さん、原作者の原ゆたかさんが出席

神田明神によるご祈祷

 原作の連載が開始された頃からケロロ軍曹の大ファンだという角川会長は「今まではエヴァンゲリオンやガンダムなど、ヤングアダルトなオタク向けの作品に強かったが、ケロロ軍曹は子供達も含めて幅広い層に楽しんでもらえる作品にしたい」と抱負を語る。

 「製作に携っているアニメが映画化されるのは非常に光栄なこと」と語るのはケロロ役の渡辺さん。「一緒に上映するのがゾロリだと聞いてとても嬉しく思っています。スクリーンでもケロロ達が暴れまわりますので楽しみにしててください」と笑顔を見せた。

 「かいけつゾロリ」の原作者、原ゆたかさんは「自分が手掛けた作品が、こうした大きなプロジェクトに発展するのは非常に嬉しい。映画版のストーリー製作にも参加して、面白いものにしようと頑張っています。おかげで面白くなりすぎて、原作が負けそう。自分で自分の首を絞めています」と語った。

 会見の最後には、神田明神によるヒットを願ってのご祈祷も行なわれ、ケロロとゾロリが揃って参加した。

□秋葉原エンタまつりのホームページ
http://www.akibaentamaturi.jp/
□映画の公式サイト
http://www.kerozoro-movie.net/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041022/entama.htm

(2005年10月24日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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