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TDK株式会社は、カートリッジ無しのベアディスク型Blu-ray Disc記録メディアの量産サンプル出荷を開始した。ベアディスクのライセンス供与が開始され次第量産を開始する。
サンプル出荷を開始したのは、追記型のBD-R 25(片面一層/25GB)、BD-R50(片面2層/50GB)と、書換型のBD-RE25(片面1層25GB)、BD-RE50(片面2層50GB)の合計4製品。全メディアで2倍速(72Mbps)の記録/再生が可能となっている。生産は同社千曲川テクノ工場で、2006年春に月産10万枚体制を構築する予定。 既発売のBD-REディスクやレコーダはカートリッジ式のBD-RE Ver.1.0だが、新たに発売される製品はカードリッジ無しとなる。カートリッジレスのBD-R/RE用にTDKが新開発したハードコード技術「DURABIS 2コート」を採用し、キズやヨゴレへの耐性を高めている。 カバー層の形成に独自の高精度スピンコードを採用し、平滑性に優れるディスクを実現。また、BD-Rには無機材料のSi(シリコン)とCu(銅)合金の2層構造を採用。無機材料の採用により、長期保存性能を高めているという。 BD-REについては、専用に設計した高密度記録用の高感度相変化記録材料と膜構造を採用。優れた記録/再生特性や、繰り返し記録特性(オーバーライト特性)を実現し、1万回以上の記録/再生に対応する。
(2005年12月13日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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