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米Hewlett-Packard(HP)は16日(現地時間)、HD DVDを推進するHD DVDプロモーショングループに加入したことを発表した。 HPは、2004年に「Blu-ray Disc Association(BDA)」の前身となる、「Blu-ray Disc Founders」に加盟。幹事会社(Board of Directors)としてBlu-ray Disc(BD)を推進してきた。しかし、9月のMicrosoftのHD DVD支持を機にHD DVDへ傾倒、10月にはHD DVDで採用された「Mandatory Managed Copy(MMC)」や「iHD」などの技術をBDでも採用するよう、BDAに提案していた。 BDAへの提案のうち、家庭内でのネットワーク環境におけるセキュアなストリーミング再生や、HDDへのコピーのサポートを必須とする「MMC」については採用された。しかし、Microsoftが中心となり作成されたインタラクティブ機能「iHD」については、承認されなかった。 HPでは、「HD DVDで採用されているMMCとiHDが次世代のデジタルホーム環境に必要な技術」とし、iHD対応を要求する理由としてMicrosoftが2006年に発表予定の新OS「Windows Vista」にiHDを採用することを挙げている。 同社Personal Storage Business担当ゼネラルマネージャのMaureen Weber氏は「BDAのMCCサポートには勇気づけられた。HPではよりユーザーフレンドリーでコスト効率の良いソリューションを消費者に提供したいと考えている。(HD DVD/BDの)両フォーマットでMMCがサポートされたことは非常に嬉しく思う」としながらも、「HD DVDプロモーショングループに加入し、さらにBDAでの活動を継続することで、HPは正しく開発コストを評価し、最終的に消費者に向けて最適なソリューションを提供していきたい」と説明している。 □HPのホームページ (2005年12月19日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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