NTTドコモ、“ワンセグ”開始に向けフジテレビと協力 －207億円でフジテレビ株の2.6%を取得

　NTTドコモは21日、株式会社フジテレビジョンの株式の2.6%を取得することで、フジテレビと合意した。今後、両社と通信と放送が連携した新しいサービスの開発を検討していくという。

　具体的には、2006年4月1日からスタートする携帯電話/移動体向けの地上デジタル放送「ワンセグ」を例に挙げており、「通信と放送が相互に連携した新しい市場を創出し、魅力あるサービスを提供するためには、両社の事業ノウハウの共有とより強固なパートナーシップが必要」と資本提携の理由を説明している。

　NTTドコモでは、「具体的なサービスなどについてはこれから検討していく」としながらも、「ワンセグだけでなく、iモードを活用した新規サービスや、コンテンツ提供など幅広く、ビジネスモデルの可能性を検討していく」という。なお、他の放送局との連携については、「フジテレビ同様に以前から話し合いは行なっている。お互いにシナジー効果が見込める形で、資本提携に限らず協力関係を探っていきたい」としている。

　NTTドコモが取得する株式は77,000株で、取得方法はフジテレビ保有の自己株式の譲受。取得日で2006年1月11日で、取得金額は207億1,300万円。株式譲受後のNTTドコモのフジテレビ株所有比率は2.6%となる。

□NTTドコモのホームページ
http://www.nttdocomo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20051221.html
□フジテレビのホームページ
http://www.fujitv.co.jp/index.html
【9月27日】地デジの携帯やカーナビ向け放送、2006年4月1日開始
－サービス名称は「ワンセグ」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050927/gdb.htm

(2005年12月21日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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