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松下電器産業株式会社は4日(現地時間)、ラスベガスで開催されている2006 International CESにおいて、世界最大となる103型のプラズマテレビを発表した。価格や発売時期については未定だが、「2006年内の発売を目指しており、価格は数百万円というレベル」としている。 従来プラズマテレビの最大サイズはSamsungが発表している102型だが、松下電器の新パネルはそのサイズを1インチ上回る。同社の担当者は103型というサイズについて、「(Samsungの102型を)意識しないわけではなかった」と話している。 パネル解像度は解像度は1,920×1,080ドットで、ドットピッチは1.182×1.182mm。画面サイズは226.94×127.66cm(幅×高さ)、対角260.38cmで、50型の約4倍のサイズとなっている。 超大型の実現のために新開発のリブ構造を採用。輝度や画面中央から周辺の均一性は現行の50型PDP「TH-50PX500」相当を維持しているという。コントラスト比は3,000:1。パネルの製造は尼崎工場で、50型で4面取りが可能なパネル生産ラインから、1枚のPDPと取り出すことで、103型を実現した。 なお、重量については「現在の50型が約50kgなので、その約4倍の200kg程度になるのでは」としている。消費電力については未定。 Panasonic Corporation of North AmericaのYoshi Yamada CEOは、尼崎工場などの事例を紹介し「最大級の投資を行ないプラズマテレビ市場をリードする」と意気込みを語り、「ホームエンターテインメントの中心はプラズマ」をアピールした。
□2006 International CESのホームページ(英文) (2006年1月5日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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