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松下電器産業株式会社は、3CCDと光学式手ブレ補正ジャイロを搭載したDVカメラを2月1日に発売する。1/4.7インチ総画素107万画素CCD×3の「NV-GS500」と、1/6インチ総画素80万画素CCD×3の「NV-GS300」の2モデルをラインナップする。 価格はオープンプライスだが、店頭予想価格はNV-GS500が13万円前後、NV-GS300が10万円前後の見込み。月産台数はそれぞれ5,000台、15,000台。
● 1/4.7インチ総画素107万画素CCD×3の「NV-GS500」 CCDは、1/4.7インチ総画素107万画素×3で、有効画素は動画70万(4:3)/73万(16:9)、静止画99万(4:3)/74万(16:9)。レンズには、ライカディコマーレンズを採用。色にじみを抑えてクリアな映像を実現するという低分散ガラスを使用しているほか、レンズの14面にマルチコートを施されている。これにより、フレアやゴーストが低減されるとしている。また、高画質映像処理回路クリスタルエンジンも採用している。 ズームは12倍で、F1.6。35mm判換算の焦点距離は、動画44.5~534mm(4:3)/41.3~496mm(16:9)、静止画 37.6~451mm(4:3)/41.0~492mm(16:9)。 最低照度は5ルクス(LowLightモード)/2ルクス(なめらかナイトビューモード)。光学式手ブレ補正ジャイロを搭載し、メモリーカードへの静止画撮影時の手ブレ補正力を約2倍(動画撮影時比)に向上させた「MEGA OIS」となっている。なお、静止画撮影時は、フォトショットボタン半押しに連動して、MEGA OISが作動し、同時にフォーカスロックされる。 また、手ぶれ補正用のジャイロモータを利用して重力を検知。カメラを下に向けると録画を停止する「うっかり撮り防止機能」を実現している。録画を継続したまま本体を持ち歩くときなどに発生する「地面撮り」を防ぐとしている。 操作面では、従来同様ジョイスティックコントロールや、ワンタッチナビゲーションを装備。さらに、液晶画面に表示されるアイコンの意味を説明する「ヘルプモード」や、「メニュー画面」も、モードを変更したり、機能を設定した際に、画面にステータスを表示する機能が追加された。 また、「カンタン節電モード」を備えており、主電源スイッチをONにしておくと、液晶の開閉動作/ファインダーの引き出しや収納と連動して電源を入/切できる。 液晶モニターは2.7型約12.3万画素で、ビューファインダーは約12.3万画素。液晶モニターは、パワーLCDボタンを押すと液晶の輝度が約2倍にアップする。ハイアングルやローアングル撮影時、三脚使用時などに、カメラ本体を動かさずに手元で撮影操作ができる「フリースタイルリモコン」も付属する。 本体にはSDカードスロットを装備しており、4:3で640×480/1,280×960/1,600×1,200/2,288×1,728ドット、16:9で640×360/1,280×720/2,288×1,288ドットの静止画撮影が可能。静止画用にストロボも内蔵している。また、動画撮影中に1,280×960ドットの静止画を同時記録することもできる。 i.LINKに加え、USB 2.0(ビデオクラス)を使用して動画の取り込みが可能。WEBカメラ機能も備えている。また、動画編集ソフト「MotionDV STUDIO 5.6J LE for DV」に加え、初心者でも手軽に編集が楽しめるという「SweetMovieLife1.0J」も付属する そのほかにも、肌色をなめらかに撮る「美肌モード」、ワンボタンで光学12倍ズームに固定する「テレマクロ」、液晶パネルを光源として使用する「0ルクスカラーナイトビュー」なども装備。さらに、「マイクレベルコントロール」や、マニュアルフォーカスリング、しっとりとした画質と低音強調するという「プロシネマモード」を備えており、上位モデルとして撮影者の意図が反映しやすくなっている。 付属品はACアダプタ、バッテリーパック(1,360mAh)、フリースタイルリモコン、ワイヤレスリモコン、マルチケーブル、レンズキャップ、ヘッドクリーニングテープなど。グリップベルトとして以外に本体の持ち運びにハンドストラップとしても使える「新ワンタッチマジックストラップ」を採用している。
付属バッテリ(VW-VBD140)での連続撮影時間は、ファインダー使用時は約2時間10分、液晶モニター使用時は約2時間10分。
● 1/6インチ総画素80万画素CCD×3の「NV-GS300」 基本仕様はGS500に準じているが、最大の相違点は、CCDが1/6インチ総画素80万画素×3となっていること。有効画素は動画64万(4:3)/54万(16:9)、静止画71万(4:3)/54万(16:9)。また、「マイクレベルコントロール」や、マニュアルフォーカスリング、「プロシネマモード」も省かれている。 本体にはSDカードスロットを装備しており、4:3で640×480/1,280×960/1,600×1,200/2,048×1,512ドット、16:9で640×360/2,048×1,152ドットの静止画撮影が可能。静止画用にストロボも内蔵している。なお、動画撮影中の高解像度静止画の同時記録は備えていない。 レンズはライカディコマーレンズで、ズームは10倍(F1.8)。光学式手ブレ補正ジャイロを搭載した「MEGA OIS」を内蔵している。35mm判換算の焦点距離は、動画45.6~456mm(4:3)/46.7~467mm(16:9)、静止画 43.4~434mm(4:3)/47.0~470mm(16:9)。オートレンズカバーも装備する。最低照度は12ルクス(LowLightモード)/2ルクス(なめらかナイトビューモード)。
外形寸法は76×135×73mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約450g(本体のみ)/約540g(付属バッテリ/テープ装着時)。付属バッテリ(VW-VBD120)での連続撮影時間は、ファインダー使用時は約2時間15分、液晶モニター使用時は約2時間5分。
□松下電器のホームページ
(2006年1月6日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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