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株式会社東芝は、ハイブリッドレコーダ「RDシリーズ」の新モデルとして、地上/BS/110度CSデジタルチューナを内蔵したHDD、DVD、VHSの3 in 1レコーダ「RD-XV81」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は140,000円前後の見込み。
2005年3月に発売した「RD-XV44」の上位モデルとなる3 in 1レコーダ。新たに地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、地上アナログチューナも1基搭載。デジタル放送とアナログ放送の2番組同時録画に対応するほか、アナログ放送の代わりにスカパー! 連動での録画も可能。なお、VHSでは予約録画は行なえない。 デジタル放送の録画では、MPEG-2 TSをストリーム記録する「TSモード」や、MEPG-2エンコーダにより圧縮してHDDやDVDに記録する「VRモード」を用意。なお、デジタル放送のVRモード録画時には2番組同時録画は行なえない。HDD容量は250GB。外形寸法は430×396×99mm(幅×奥行き×高さ)で、同社はVTR一体型として業界最薄サイズとしている。 フラッグシップモデルの「RD-X6」と同様に「RDエンジンHD」を採用。ハイビジョン向けのチップセットや、16:9サイズのGUIなどを搭載するほか、3D DNRと3D Y/C分離回路を併用可能にした「デュアル三次元プロセス回路」を採用。また、10bit/54MHzビデオデコーダをチップセットから独立させ、A/D変換を高速化。さらに、再生回路に148MHz動作のオーバーサンプリングHD対応のビデオエンコーダや、D4対応のアップスケーラを装備。ダウンコンバート回路の高画質化も図られている。 また、自動録画機能でもX6同様に「お気に入り予約」、「シリーズ予約」による詳細な設定が可能。そのほか、「編集ナビ」で編集からダビングまでが可能となり、ハイビジョン番組向けの最適化も行なわれた「HD対応 新・編集ナビ」も搭載する。 DVDドライブはDVD-R DLに対応し、記録速度はDVD-R DL 4倍速、DVD-R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-RAM 5倍速。DVD-RAMのカートリッジにも対応している。なお、DVD-R DLはVRモードでの記録には対応せず、HDDからのDVDビデオ作成のみ対応する。 HDD、DVD、VHS間の6ウェイダビングに対応し、VHSの録画時間を計測してDVDへの最適な画質モードを設定する「一枚分ぴったりダビング」にも行なえる。VTRからのダビング時に自動的にチャプタ分割を行なう機能も備えている。 EPGは、デジタル放送のEPGとEthernet経由のEPG「iNET」、地上アナログ放送波から受信した「ADAMS」を統合した「デジタルWEPG」を採用する。また、メール予約などが可能な「ネット de ナビ」や、LAN経由で他のRDにダビングできる「ネット de ダビング」にも対応。 DLNAガイドラインにも対応し、他の対応機器でRD-XV81の録画番組を再生できるが、初出荷時はサポートしておらず、後日、放送波を使ったファームアップデートで対応する予定。なお、VHSでは「ネット de ダビング」やDLNA機能は利用できない。 入力端子はS1映像×2、コンポジット×2、アナログ2ch音声×2、DV×1。出力は、D4×1、S1映像×1、コンポジット×2、アナログ2ch音声×2、光デジタル音声×1となっている。重量は9.0kg。
□東芝のホームページ
(2006年1月17日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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