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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2005年12月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビやPDPなどが好調で、全体の出荷金額は前年同月比107.2%と5カ月連続で増加し、3,519億円となった。また、2005年計は2兆5,404億円で同106.9%と4年連続でプラスとなった。 映像関連では液晶カラーテレビやPDPが好調を維持し、前年同月比105.6%の2,538億円と5カ月連続で増加。 音声関連機器は、前年同月比121.3%の391億円となり、9カ月連続のプラス、6カ月連続の二桁成長となった。また、年計でも2,378億円、同133.3%と6年ぶりのプラスとなった。JEITAでは「デジタルオーディオプレーヤーの伸びが主因」と分析している。デジタルオーディオプレーヤーは4月~12月の累計で483万台で、そのうち77%がフラッシュメモリ内蔵となっている。 カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、115万4,000台で前年同月比96.4%と、7カ月連続のマイナスとなった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は34.4%、57.8%、7.7%となった。なお、2005年計では同45.9%、48.7%、5.4%(薄型計54.1%)。液晶カラーテレビの2005年計は421万7,000台で、年計で初めてCRTカラーテレビの398万2,000台を上回った。 また、液晶テレビの9割超を占める10型以上が、前年比154.3%の65万1,000台で、そのうち大型の占める割合が多い16:9サイズが同223.9%の49万3,000台。その中の30型以上が同244.3%の30万9,000台と、引き続き大型で高い伸びが見られる。液晶カラーテレビは年計でも5年連続で二桁成長を続けている。 PDPは8万9,000台で前年比160.9%。5カ月連続の二桁増。37型以下がPDP全体の5割以上を占めている。年計では前年比137.8%と、2001年の統計開始以来二桁増が続いている。 DVDビデオは前年同月比87.5%の121万台で、3カ月連続のマイナス。また、DVD録再機も80万2,000台で同86.0%と3カ月連続で減少している。録再機の8割以上を占めるHDD内蔵型も、同88.8%の68万2,000台と減少しており、JEITAは「好調だった昨年の反動」と見ている。再生機は同90.7%と、10カ月連続でマイナス。年計では、録再機は前年比104.1%に伸びているが、再生機は同91.3%で、全体では98.5%とわずかに減少した。 ビデオカメラは前年同月比82.0%の10万2,000台で、4カ月連続のマイナスとなった。年計では149万5,000台、同94.2%と2年連続で減少した。
□JEITAのホームページ
(2005年1月27日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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