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トヨタ、新エスティマ展示で「Free Format」映像を採用
-新音響システムなどを“ホログラムライク”に紹介


期間:1月31日~2月5日

会場:丸ビル マルキューブ


 トヨタ自動車株式会社は、1月16日に発売したミニバン「エスティマ」(266万7,000円~355万円)の新モデルプロモーションイベントを丸ビル マルキューブ(千代田区丸の内2-4-1)で1月31日から2月5日まで開催。会場では、半透過型スクリーンとプロジェクタを用いた映像システム「Free Format」を国内で初めて採用したプレゼンテーションが行なわれており、自由に観覧できる。

展示された新型エスティマ 実際の人物(左)と映像内の人物(右)が会話する様子

薄型スクリーンの奥にプロジェクタが見える。会場では斜め後方から投影されており、ステージ正面よりは、プロジェクタと正対する角度から見たほうがはっきりと見えた

 Free Formatは、デンマークを拠点とし、映像制作などを行なうクリエイター集団「ViZoo」が特許を取得した技術。1台のプロジェクタから半透過型スクリーンに投影し、「ホログラムライクな立体映像を実現する」というもの。コンサートやファッションショーなどでの利用も想定されている。

 プレゼンテーションでは、実車とFree Formatの映像を組み合わせてエスティマの新機能を紹介。映像は網目状の薄型スクリーンに投影されるため、宙に浮いているように見える。そして、実際の人物と映像内の人物との会話や、実車と内装の映像を重ね合わせるなどしている。なお、会場では実車に触れることも可能となっている。

「天井から音が聞こえる」というイメージ

 エスティマは、オーディオのオプションとして、英New Transducers Limited(NXT)のフラットパネルスピーカー技術を初めて車載スピーカーに採用した。

 計11基のスピーカーでサラウンド効果を実現する「パノラミック スーパーライブサウンド システム」では、天井の4カ所に埋め込まれたエキサイタで天井を振動させながら再生。天井から再生することにより、3列ある座席での聴こえ方の差をなくしたという。後席には格納式の9型ワイドディスプレイも備える。

 下位バージョンのオプションとして、天井のエキサイタが2基で、計6スピーカーの「パノラミック ライブサウンドシステム」も用意する。そのほか、3列目のシートを床下に格納してスペースを広げ、2列目のシートをスライド可能な機構も備えている。

天井のエキサイタは、内装からは分からない フロントドアに16×23cmウーファを内蔵 リアクォーターパネルには16cmミッドレンジ

 また、車両速度から騒音レベルを推定し、音量や周波数特性を自動制御する「ASL機能」を採用。オプションのHDDナビではCDを再生しながら4倍速録音が可能なサウンドライブラリ機能を搭載し、2,000曲までの録音が行なえる。そのほかのオプションとして、地上デジタルチューナや対応キットも用意している。

□トヨタのホームページ
http://www.toyota.co.jp/
□ViZooのホームページ(英文)
http://www.vizoo.dk/
□ニュースリリース
http://www.toyota.co.jp/jp/news/06/Jan/nt06_005.html
□製品情報
http://toyota.jp/estima/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051227/toyota.htm

(2006年1月31日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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