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ソニー、松下などが参加する情報家電フォーラム
-機器間の連携や遠隔管理などの標準化を推進


2月1日発表


 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と財団法人 情報処理相互運用技術協会(INTAP)は1日、デジタル家電製品を連携させる技術や遠隔操作/管理などを実現させる共通仕様の策定と標準化を推進する「情報家電サービス基盤フォーラム」(SPIA)を設立したと発表した。

 1月末現在でソニーや松下、東芝などの企業や大学、エコーネットコンソーシアムなど約50組織が参加を表明しており、新たな参加企業も募集している。

 SPIAは、メーカーを問わずに家電やPC間で相互接続し、連携できる基盤技術の研究を目的としており、運営はNEDOから委託されたINTAPと社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が行なう。また、2月1日まで実証実験が公開されていたNEDOの「デジタル情報機器相互運用基盤プロジェクト」とも連携するという。

 活動内容は、機器連携技術のための共通仕様策定や、標準化の推進、実証実験や仕様公開、普及活動などで、具体的には技術テーマごとに有識者会議(SIG)を設置し、メンバー全員が参加する技術会議で仕様案を審議、フォーラム標準の仕様を公開する。SIGは当初「情報家電機器認証SIG」、「情報家電リモート管理SIG」、「高信頼Webサービス通信SIG」、「情報家電オントロジーSIG」の4つを設立する。

 情報家電機器認証SIGは、ホームネットワークに接続された情報家電でコンテンツ配信やホームセキュリティ、遠隔医療サービスなどが受けられるようにする共通の機器認証方式の策定を目的としており、個人情報などのセキュリティ面でも配慮された方式を検討する。

 情報家電リモート管理SIGは、離れた場所からホームネットワーク内の機器にアクセスし、専門知識がなくても容易に管理できる技術を検討。課題として、セキュアなリモート管理のためのプロトコルや、省エネサービスのプロトタイプシステムの動作検証などを掲げている。

 高信頼Webサービス通信SIGでは、OASISが策定したWebサービス通信をベースに、アプリケーション間の相互運用性確保に必要なコンフォーマンスツール仕様などを検討。情報家電オントロジーSIGは、家電機器に付与するメタデータの活用を目的とし、情報構造や用語などを規定するといった活動を行なう。

□INTAPのホームページ
http://www.intap.or.jp/
□SPIAのホームページ
http://net2.intap.or.jp/SPIA/
□ニュースリリース(PDF)
http://net2.intap.or.jp/SPIA/press_release_20060201.pdf
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-レコーダ型ゲートウェイなどで遠隔操作をデモ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060130/nedo.htm

(2006年2月1日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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