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バンダイビジュアル株式会社は6日、アニメ/声優関連を中心とした音楽会社である株式会社ランティスと、業務提携契約を締結したと発表した。両社は今後ネット上の映像/音楽配信などの面で協力関係を構築する。 2社は、これまでもバンダイビジュアル資本作品でのタイアップが多かった。バンダイビジュアルは中期経営計画において、音楽事業の取り組み強化を掲げており、ランティスとの提携を「必要不可欠なもの」と説明している。 提携の内容は、ネット上における映像配信、楽曲配信、ネットラジオ、通信販売などに関する業務。また、アニメを軸としたポータルサイト事業の企画立案、サイト制作、運営でも協力する。 ほかにも、アニメ事業における著作物の有効活用を目的としたマーケティング、販売などに関する業務、アニメイベントの共同開催、ビジネス手法やマーケティング手法の開発と運営に関しても協業を進めるという。 また、バンダイビジュアルは中期経営計画と関連し、子会社である株式会社エモーションミュージックの事業再構築も発表した。エモーションミュージックは、バンダイビジュアルが2003年1月に子会社化。音楽著作権の管理/運用を行なっていたほか、フラッグシップとなる作品を中長期的スパンで戦略的に創出することを目的として、2005年3月に企画室を設立していた。 今回の事業再構築により、企画室がバンダイビジュアルに譲渡される。さらに、企画室が運営していた荻窪スタジオの資産関係も移される。この再構築は、映像コンテンツの原作となるテキスト系コンテンツの開発、または映像コンテンツをベースとしたテキスト系コンテンツの開発など、映像コンテンツに付随する出版系事業を推進するため、組織形態を検討した結果だという。
また、バンダイビジュアルからの出資による、エモーションミュージックの増資も実施。現在の資本は4,000万円だが、8,000万円の増資を行ない、1億2,000万円の資本金を持つようになる。また、音楽だけでなく、出版系の事業も行なうことになるため、商号もエモーションミュージックから、株式会社エモーションに変更。本店所在地も変更される。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2006年2月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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