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デジタルラジオ開始に向け、成果報告会を開催
-ピクセラのワンセグ/デジタルラジオ端末も展示


2月15日発表


 デジタルラジオの普及に向け、ビジネス面での環境整備や普及活動を行なう「デジタルラジオ・ニュービジネス・フォーラム」が15日、成果報告会を開催した。

 同フォーラムはTOKYO FMが呼びかけ人となり、86社の企業が参加。デジタルラジオの実用化に向けたサービスモデルや技術の検討を進めている。2006年中のデジタルラジオ放送開始に向け、具体的なサービス仕様などを各メーカーや事業者が共同で検討しており、今回その成果が報告された。

各WG活動テーマの位置づけ

 なお、今回の成果報告でフォーラムの第一期活動期間は終了となる。3月を目処にフォーラムの第2期活動に向けた会員募集を行なう見込み。地上デジタルラジオ放送は2006年後半の本放送開始が見込まれている。

 フォーラムでは、楽曲ダウンロードや放送連係データ配信、広告、プッシュ型コンテンツ配信、車載向けコンテンツ配信など10のワーキンググループが活動を行なっており、各WGから報告された。

 デジタルラジオ放送を用いた楽曲ダウンロードについては、ARIBのTR-B13 Eプロファイルで定義されるが、楽曲ダウンロードの技術仕様の詳細は放送事業者が独自に規定できる。楽曲ファイル形式はAAC準拠のものを検討しており、DRMなどは機器ごとに設定される見込み。

 また、会場ではデジタルラジオのイメージビデオも紹介され、リスナー登録やユーザープロファイルに沿ったプッシュ型の広告配信などを紹介。さらに放送した楽曲の通信機能を利用したダウンロードや、ラジオ番組中の生ライブを放送終了後にダウンロード販売するなど、応用例を紹介。また、車載用途ではデータ放送やGPS機能と連動した近隣のガソリンスタンドや飲食店紹介などのデモが行なわれた。

プッシュ型の通知や広告配信なども可能に 放送直後のライブ楽曲も購入可能。ブックマークして後日購入なども選択できる 災害情報なども放送する

PIX-DR050-P00

 各ワーキンググループの活動報告に加え、ピクセラのデジタルラジオ放送受信機などが出展された。デジタルラジオに加え、ワンセグにも対応した単体受信機の「PIX-DR050-P00」と、PCカード型の「PIX-DR010-PC0」の2モデルが出展された。

 単体受信機は5月に発売され、価格は5万円程度。販売は直販のみとなる見込み。240×320ドットの2.17型液晶を搭載し、デジタルラジオとワンセグ、FMラジオの受信に対応。デジタルラジオの3セグメントに対応し、P2プロファイルデータ放送、H.264の簡易動画再生も可能となっている。

 ただし、発売予定の5月にはデジタルラジオの本放送が始まっていないため、後日ファームウェアアップデートで対応予定。楽曲DL WGやPush型WGなどのフォーラム検討仕様についても後日アップデート対応の予定という。リチウムイオンバッテリを内蔵し、動作時間はワンセグ、デジタルラジオともに約3時間。

 PCカード型の「PIX-DR010-PC0」は、8月発売予定で、価格は2万円前後の見込み。ノートPC用のデジタルラジオ受信機で、対応OSはWindows XP。

 デジタルラジオの3セグメント放送に対応し、P2プロファイルデータ放送や、H.264の簡易動画再生や5.1ch音声放送も受信可能。デジタルラジオの録音も可能。ただし、複数の機器で録音/録画コンテンツを視聴することはできない。

ラジオ受信画面。音声のほか動画やデータ放送などにもブラウザ上からアクセス可能になる PIX-DR010-PC0。TOKYO FMの試験電波を実際に受信してデモが行なわれた

m-Chef。好みのDJを選択する

 また、カーナビ向けのデジタルラジオ連携音楽配信サービス「m-Chef」のデモも行なわれた。m-Chefは、自動車内外の状況に合わせて、最適な音楽を推薦しながら、再生するレコメンデーション型音楽配信サービス。豊通エレクトロニクス、トヨタ自動車、富士通テン、松下電器、エフエム東京らが共同でワーキンググループの活動を続けている。

 m-Chefでは、デジタルラジオの聴取中に音源や、シェフデータと呼ばれるアーティストやDJによるプレイリストをナビのHDDにダウンロード。さらにGPSから取得した位置情報や速度センサーから取得した車速、天気情報などから天候や場所に合わせたプレイリスト再生が行える。最初にDJの選択を行なうほか、「海近く」、「快晴」などの条件に合わせて自動的に適したプレイリスト再生を行ない、心地よい音楽空間を提供するという。

 また、曲の好き/嫌いをFAVORITE/PASSボタンにより選択すると、ユーザーの嗜好を学習し、よりユーザーの好みにあったプレイリスト再生が行なえるという。m-Chefは月額の課金を行なう予定で、料金などは未定。課金にはクレジットカードのほか、コンビニ決済なども可能で、車に内蔵した双方向無線通信機能「DSRC(Dedicated Short Range Communication/専用狭域通信)」の標準規格化なども進めている。

位置情報や天気など、状況に合わせて選曲を変える システムの概要 課金システムにDSRCを採用

□デジタルラジオ・ニュービジネス・フォーラムのホームページ
http://drforum.jp/
□成果報告会のページ
http://drforum.jp/activity/act_seikahoukoku.html
□関連記事
【2005年6月7日】デジタルラジオ本放送に向けたフォーラムが設立
-‘06年春に本放送開始。1月にはモニター試験も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050607/dradio.htm
【2005年12月16日】ピクセラ、世界初のワンセグ/地デジラジオ受信可能な携帯端末
-H.264デコードが可能。アナログFMにも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051216/pixela.htm

(2006年2月15日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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