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株式会社バンダイは、オモチャの楽器を持ったロボットが曲にあわせてパフォーマンスをしながら音楽を再生する“ミュージシャン・ロボット”シリーズの最上位モデル「LITTLE JAMMER PRO. tuned by KENWOOD」を5月下旬に発売する。価格は52,500円。 2004年2月に発売された「LITTLE JAMMER meets KENWOOD」(2万円)と同様に、音響技術面でケンウッドと協力して開発されたエンターテイメント・オーディオ・ロボット。音源エンジンをこれまでの8bitから16bitに変更するなど、要望の多かった音質の向上を実現したという。 サブウーファを内蔵したコントロールボックスと、ミュージシャンロボット6体、楽曲データを収録したROMカセットで構成。音楽に合わせて演奏しているかのように動くロボットは、ピアノ、ギター、ドラム、サックス、ベース、トランペットの各パートを担当。台座部にスピーカーを内蔵しており、各パートの音声を、その楽器を持ったロボットから再生する6.1chシステム。 そのため、再生する音楽データは専用のものを使用する。ROMカートリッジ形式で収録しており、本体セットには「枯葉」や「シェルブールの雨傘」、「イパネマの娘」など、ジャズや映画音楽、ポップス、ボサノバなどの名曲25曲を収録している。カートリッジはコントロールボックスに接続する。 別売のカートリッジに取り替えることで、楽曲の追加が可能。本体と同時に3タイトルが発売され、各12曲収録で、価格はそれぞれ3,150円。主な収録曲は以下の通り。ただし、カートリッジ、プレーヤーともに従来の「LITTLE JAMMER meets KENWOOD」との互換性はない。
音質面ではケンウッドの音質マイスター、萩原光男氏が監修。16bitポリフォニックサウンドモジュールを音源として内蔵。従来の8bitと比べ、解像度の高い再生音を実現したという。さらに、各スピーカーは演奏する楽器の周波数帯域に合わせて最適なチューニングが施されており、電気回路にもピュアオーディオの視点で音質向上技術を投入したという。萩原氏は「プレーヤーひとりひとりの表情が豊かで、まるでジャズクラブにいるような空気感を伝えることができるようになった」としている。
演奏曲のリズムやメロディーとシンクロしてパフォーマンスを行なうロボットは、従来モデルと比べ可動箇所が25箇所に増加。これまで以上に多彩なパフォーマンスが行なえるという。ロボットや手にしている楽器の造形もこだわっており、コントロールボックスにはウッド型キャビネットを使用。40~50代の男性をターゲットにした「大人の嗜好品」を目指したという。
□バンダイのホームページ
(2006年3月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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