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株式会社ケンウッドは、ポータブルオーディオプレーヤーやUSBメモリなど、ストレージクラス対応のUSBデバイス内の楽曲再生に対応する車載用CDレシーバ4モデルを3月下旬より順次発売する。型番や価格、発売時期は下表の通り。
いずれの機種も、USBストレージクラス対応のポータブルオーディオやUSBメモリなどと接続し、収録された楽曲の再生に対応する車載用CDレシーバ。再生可能なファイルはMP3/WMA/AACで、レシーバ側でファイルの操作が可能。 500mA未満で動作するプレーヤーやUSBメモリからの再生が可能で、シングルスロットタイプのカードリーダーにも対応。直前に取り外したUSB機器を再度接続した場合のレジューム再生にも対応するが、中のファイルを変更していない場合に限られる。なお、ポータブルHDDには対応しない。 CD部では、音楽CDのほかにMP3/WMA/AACを記録したメディアの再生も可能。ただし、各モデルでDACなどは異なる。周波数特性はいずれも10Hz~20kHz。そのほか、FM/AMチューナも内蔵。アンプ部の最大出力は50W×4ch。 さらに、別売のiPod用インターフェイスユニット「KCA-iP500」(10,500円)にも対応。iPodをレシーバ側から制御し、楽曲が再生できるほか、充電も行なえる。対応するiPodは第3世代以降のiPodとiPod photo/mini/nano。
■ U717 1DINのCDレシーバ。CD部には、16bitのCDを24bitで処理する「ハイスペック24bit DAC」を搭載し、S/N比は110dB、ダイナミックレンジは93dB。また、独立中点回路システムにより、直流電源でも基準電圧を統一化し、走行中でも安定した低音再生が行なえるという。ディスプレイは8階調64色対応のFL表示管で、日本語の2行表示や画像表示にも対応する。 そのほか、プレイリストやジャンル、アルバム別などの様々なモードでの再生や、アーティストやジャンルなどの情報の音声読み上げなどが可能になる「ACDrive」を採用。 付属するPC用の統合型音楽/映像管理ソフト「ファットノイズメディアマネージャー」により、音楽CDをAAC/WMAフォーマットでリッピングできるほか、Gracenote CDDBを利用して楽曲情報の取得が行なえ、タグ情報の編集も可能。さらに、楽曲に関連した静止画の管理や表示にも対応する。
■ U515
U717と同じく1DINレシーバだが、「ハイスペック24bit DAC」や独立中点回路システムは搭載しないほか、「ACDrive」にも非対応。それ以外の仕様はほぼ共通で、S/N比110dB、ダイナミックレンジ93dB。ディスプレイは日本語の2行表示や画像表示には対応しない。
■ DPX-U099
2DINのCDレシーバで、U717と同様に「ハイスペック24bit DAC」や独立中点回路システムを搭載。さらに、フロント/リア/サブウーファの各LRチャンネルに5Vのプリアウトが可能。プリアウト時に内蔵パワーアンプを停止させるアンプデリートサーキット機能も備える。 「ACDrive」にも対応。ディスプレイは8階調64色対応のFL表示管で、日本語の2行表示や画像表示などが行なえる。
■ DPX-U077
同じく2DINのCDレシーバで、「ACDrive」は利用可能だが、DPX-U099とは異なり「ハイスペック24bit DAC」や独立中点回路システムは搭載しない。また、5V出力にも対応しない。ディスプレイも日本語の2行表示や画像表示には非対応。
(2006年3月3日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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