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富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(FHP)は7日、ALIS方式を採用したプラズマディスプレイパネル(PDP)モジュールの新シリーズとして、42V型と37V型の2モデルの量産を3月から開始したと発表した。同パネルを採用したプラズマテレビは、日立製作所の2006年春モデルとして製品化される予定。 42V型、32V型ともにアスペクト比16:9、パネル解像度は1,024×1,080ドットで、1080iの垂直方向の信号を画素変換せずにそのまま表示可能。55V型以下の量産品パネルの中で、業界最高の画素数を実現したという。なお、同社は2005年12月に世界初の42型フルHD(1,920×1,080ドット)パネルの開発を発表しているが、同パネルの量産開始時期は2007年春となっている。
42V型は、同じく業界最高となる輝度1,400cd/m2を実現。ダイナミックブライトネス制御技術と合わせて、細部まで鮮明な表示が行なえるという。
さらに、新開発の蛍光体を採用。赤の色再現範囲を拡大することで、NTSC比95%の色再現範囲を実現したという。ほかにも、サブフィールドの配列を最適化すると同時に、動き適応処理やシネマモード専用の設定などの改善。より滑らかな階調表現をが行なえるようになったほか、PAL方式の放送信号表示も高画質化しているという。
□FHPのホームページ
(2006年3月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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