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松下、AVアンプと5.1chスピーカーセットなど6種
-リアスピーカーをワイヤレス接続可能


SC-HT5000を使用したシステム例
4月15日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、HDMIケーブルを介して同社製薄型テレビ「VIERA」やレコーダ「DIGA」と連携できる「VIERA Link」対応のサラウンド関連製品6機種を発売する。AVアンプ1機種と、5.1chスピーカー2機種、リアスピーカー用ワイヤレスキット1機種を用意し、それぞれを組み合わせたシアターセットとしても販売する。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの仕様、店頭予想価格、発売日は下表の通り。

内容 品番 仕様 店頭予想価格 発売日
セットモデル SC-HT5800 AVアンプ「SU-XR57」
スピーカー「SB-TP100」
19万5,000円前後 4月15日
SC-HT5000 AVアンプ「SU-XR57」
スピーカー「SB-TP80」
12万円前後
AVアンプ SU-XR57 デジタルアンプ採用
VIERA Link対応
6万円前後
5.1chスピーカー SB-TP100 薄型フォルム
フリーアジャスト
13万5,000円前後
SB-TP80 6万円前後
リアスピーカー用
ワイヤレスキット
SH-FX60 「SU-XR57」専用の
リアスピーカー無線接続キット
2万円前後 5月1日


■ SU-XR57

 「VIERA Link」をサポートした7.1chのデジタルAVアンプ。対応するVIERAのリモコンだけでAVアンプの基本操作も行なえる。また、ワンタッチシアター再生機能も搭載。アンプのリモコンからVIERA/DIGAの電源をONにすることもできる。

下段がSU-XR57

 バージョン1.2aのHDMI入力に対応しており、DVDオーディオの192kHz/2chや、96kHz/マルチチャンネルのデジタル音声を入力可能。入力から出力段までを全てデジタル化して処理する。

 全ステージで192kHzのサンプリング周波数に対応。よりクリアでリアルな再生が行なえるという。また、アナログ音声用に32bit DSPを内蔵。24bit/192kHzに変換/処理することで、DVDオーディオのアナログマルチチャンネル入力も高品位に再生できるという。

 デコーダはドルビーデジタルEX、DTS-ES、DTS 96/24、ドルビープロロジックIIxなどに対応。サラウンド機能としてSFCも備えている。

 デジタルアンプの最大出力は100W×7ch(6Ω時)。バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ技術を採用しており、S/N比率は103dBを実現。増幅時のアンプの熱損失も抑えており、エネルギー効率は90%以上。発熱や消費電力も少ないという。なお、消費電力は240W。

 HDMI端子は入出力を各1系統用意。そのほかの映像入力は、コンポジットを5系統、S映像を4系統、コンポーネントを2系統用意。映像出力はコンポジット、S映像、コンポーネントを各1系統備える。音声入力は光デジタルと同軸デジタルを各2系統、アナログを6系統、アナログ6chを1系統用意。出力はサブウーファプリアウトを1系統用意する。外形寸法は430×390×107.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.7kg。

 さらに、オプションとして専用のリアスピーカー無線接続用キット「SH-FX60」も用意。SU-XR57には、2.4GHz帯を使ったデジタル音声伝送の送信機能が備わっており、レシーバである「FX60」を別途追加すると、XR57から送信されたリアスピーカー用の音声信号をFX60で受信、FX60に接続したスピーカーをドライブできる。

SH-FX60 受信ユニットでリアスピーカーをドライブする

 FX60はXR57専用の追加オプションとして用意されており、そのほかのAVアンプでは利用できない。また、FX60自体に電源コードやスピーカーケーブルを接続しなければならないため、完全なワイヤレスは実現できない。受信ユニットの外形寸法は89×180×189mm(同)。重量は700g。


■ SB-TP100

 VIERAシリーズとの調和するデザインを採用したという5.1chスピーカーセット。トールボーイタイプのスピーカーを採用しており、フロントとリアのスピーカーは同じ。筐体はアルミ押し出し材を使用。高さを1,183~1,428mmの間で調整できるのが特徴。VIERAの42~58型モデルを専用台に設置した際の高さと合わせることができる。

 3ウェイ4スピーカーのバスレフ型で、8cm径ウーファを2本、2.5cm径セミドームツイータを1本、1.2cm径ドーム・スーパー・ツイータを1本搭載。高域は100kHzまで再生できる。高さ以外の外形寸法は296×265mm(幅×奥行き)。重量は1本8.2kg。

 センタースピーカーは3ウェイ5スピーカーで、5cm径ウーファを4本、2.5cm径ツイータを1本搭載。外形寸法は432×105×66mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.8kg。

 サブウーファはアンプ内蔵のアクティブ型で、筐体はバスレフ。17cm径のコーンユニットを1本搭載している。アンプ部の定格出力は100W(6Ω)。ローパスフィルタは50Hz~200Hzで連続可変。外形寸法は162×420×457mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約11.3kg。

フロント/リアスピーカーとサブウーファ センタースピーカー


■ SB-TP80

 5.1chスピーカーセットの下位モデル。TP100と同じく、トールボーイタイプのフロント/リアスピーカーを採用。2ウェイ3スピーカーとなっており、6.5cm径のウーファを2本、6cm径のリングシェイプドドームツイータを1本搭載。スーパー・ツイータは備えておらず、高域は50kHzまでの再生となる。

 TP100と同様にフリーアジャスト機構を採用。組み合わせるテレビに合わせて、高さを1,100~1,350mmの間で調整できる。幅は268mm、奥行きは269mm。重量は1本5.3kg。

 センタースピーカーは2ウェイ3スピーカーのバスレフ型。6.5cm径ウーファを2本、6cm径リングシェイプドドームツイータを1本搭載。インピーダンスは6Ω。外形寸法は320×91×92mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.4kg。

 アクティブサブウーファはバスレフ型で、17cm径のコーンウーファを内蔵。アンプ部の定格出力は100W(6Ω)。ローパスフィルタは50Hz~200Hzで連続可変。外形寸法は162×420×457mm(同)。重量は11.3kg。

フロント/リアスピーカーとサブウーファ センタースピーカー

□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060308-6/jn060308-6.html?ref=news
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060308/pana1.htm

(2006年3月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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