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松下、薄型TV VIERA/レコーダDIGA計11機種を同時発表
-「VIERA Linkで見るTVから使うTVへ」


4月10日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、薄型テレビVIERAシリーズの新モデルとして、プラズマテレビ4モデルと、液晶テレビ1モデルを発売する。さらに、デジタルレコーダDIGAシリーズの新モデル6機種も発表した。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの品番、店頭予想価格は下表の通り。

 なお、シアターシステム2機種、AVアンプ、5.1chスピーカーセットなども同時に発表されている。

【薄型テレビ VIERAシリーズ】

サイズ 品番 特徴 店頭予想価格 発売日
プラズマ
58V型
TH-58PX600 1,366×768ドット
HDMI 1080p入力対応
78万円前後 5月1日
プラズマ
50V型
TH-50PX600 1,366×768ドット
HDMI 1080p入力対応
56万円前後 4月15日
プラズマ
42V型
TH-42PX600 1,024×768ドット
HDMI 1080p入力対応
45万円前後 4月15日
プラズマ
37V型
TH-37PX600 1,024×720ドット
HDMI 1080p入力対応
36万円前後 4月15日
液晶
32V型
TH-32LX600 1,366×768ドット
HDMI 1080p入力対応
30万円前後 4月15日

【デジタルレコーダ DIGAシリーズ】

品番 HDD容量 特徴 店頭予想価格 発売日
DMR-EX550 500GB デジタルチューナ内蔵
HDMI 1080p対応
16万円前後 4月10日
DMR-EX350 400GB デジタルチューナ内蔵
HDMI
13万円前後
DMR-EX250V 250GB デジタルチューナ内蔵
HDMI
VHSデッキ一体型
14万円前後 5月15日
DMR-EX150 200GB デジタルチューナ内蔵
HDMI
11万円前後 4月10日
DMR-EH55 200GB アナログチューナのみ 6万円前後 4月10日
DMR-EH75V 200GB アナログチューナのみ
VHS一体型
8万円前後 4月10日

VIERA Linkで快適ネットワーク宣言

 今回発表されたHDMI端子を備えたVIERAとDIGA、そしてAVアンプ「SU-XR57」に共通する特徴は、電源ON/OFFや再生、録画、入力チャンネル切り替えなどの動作を連携させ、1つのリモコンで対応機器を一括して操作できる「VIERA Link」に対応したこと。

 VIERAで番組を鑑賞中にDIGAで録画したり、DIGA内に保存した番組を再生したり、AVアンプの音量コントロールなどが、VIERAの画面を見ながら、VIERAのリモコンで全て操作できるのが特徴。

 発表会では「テレビ(VIERA)のリモコンで全てが操作できる」という利点を中心に紹介。AV機器の使い方がわからないというお年寄りを舞台に招き、操作性の良さや、複数のリモコンを持ち替えなくて済むシンプルさをアピールした。

AV機器を使いこなせないというお年寄りが舞台に登場。VIERA Linkを使ってDVDを再生したり、録画するなど、実際に使いやすさを体感した

パナソニックマーケティング本部の牛丸俊三本部長

 パナソニックマーケティング本部の牛丸俊三本部長は、「VIERA Linkは、レコーダやテレビ、アンプなど、様々なAV機器を1社で提供できる松下ならではのネットワークシステム」と説明。「デジタルAV機器は難しく、使いこなせないという声がユーザーや流通の皆さんから多く寄せられており、それに応えたシステムと言える。VIERA Linkにより、今までの“見るテレビから、使うテレビ”へと、変革が起こるだろう」と語った。

 しかし、VIERA Linkは同社の製品で構成しないと実現できないため、「自社製品のみを使えという囲い込み戦略ではないのか」という疑問が投げかけられた。しかし、牛丸は「自分達だけ良ければ良いというエゴイズムではなく、あくまでストレスフリーを目指した結果」と説明。今後の展開については「VIERA Linkを松下の様々な機器に対応させていくため、新たな企画を練っているが、今はまだ公表できない。“乞うご期待”とだけ言っておきます」と、VIERA Linkの展開について自信を見せた。


■ 「フルHDモデルがないのは商品戦略」

 牛丸本部長は、市場動向について「薄型テレビ、DVDレコーダともに順調に推移している。特に薄型テレビは42型以上へと大画面化が進んでいる」と分析。その上で2005年は42型以上の70%のシェアをプラズマが占め、そのプラズマを100%とすると、VIERAは63%のシェアを獲得していることを明らかにした。2006年も好調に推移しており、2006年1月現在で63%から70%にアップしているという。

 PDPの生産状況については「2005年9月から稼動している尼崎第3工場は、年産360万台体制で運営している。2006年中頃には510万台体制まで引き上げ予定」。「だが、グローバルな視点で見るとまだまだ足りない」とし、1月10日に発表している尼崎第4工場の建設計画を説明。1,800億円の投資を行ない、2006年5月着工、2007年7月に稼動を開始し、2008年に年産1,110万台体制を目指すとした。

2006年1月には42V型以上のプラズマで70%のシェアを獲得 1,800億円の投資を行ない、尼崎第4工場を建設。年産1,110万台体制を目指す

 なお、今回のVIERAシリーズに、フルHD解像度のパネルを採用した製品が無いことについては「今まで発表させていただいたように、フルHDパネルを作る技術的は持っている。今回ラインナップ投入しなかったのは商品戦略のため」と説明。「しかし、プラズマではHDパネルでも十分な画質を実現している」と新モデルへの自信を語った。

イメージキャラクターには、引き続き小雪さんを起用する

□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060308-9/jn060308-9.html?ref=news
□VIERAのホームページ
http://viera.jp/index.html
□DIGAのホームページ
http://diga.jp/index.html
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(2006年3月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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