◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
エプソン、プロジェクションTV用レーザー光源の開発へ
-Novaluxと共同開発。画質向上/ランプ交換不要に


3月13日発表


 セイコーエプソン株式会社は13日、米Novaluxと、プロジェクションテレビ用のレーザー光源モジュールを共同開発することで合意し、開発契約を締結したと発表した。高圧水銀ランプに代わる次世代の光源として飛躍的な高画質化や低コスト化を目指す。

 レーザー光は、単色性と指向性の良さから、広い色域と高い光利用効率が得られることは知られていたが、プロジェクションテレビに使用できるほど高出力かつ、小型、低コストな製品は存在しなかった。

 今回の共同開発では、エプソンが持つプロジェクションテレビ技術や精密加工技術と、NovaluxのNECSEL(面発光型レーザーアレイ技術)を融合させることで、従来比3倍の高出力を持った光源モジュールを開発するという。

 同モジュールを搭載することで、光利用効率が向上。明るく、高コントラストの映像が得られるほか、超高圧水銀ランプと比較して広い色再現領域も実現できるため、画質の向上が期待できるという。

 さらに、商品の耐用時間に対して実用上十分な寿命を有し、従来のようなランプ交換が不要になるとしている。ほかにも、光源の安定までに時間がかからず、瞬時に点灯したり、切断することも可能。

 また、光源に赤青緑の三原色が独立しているため、色分離のためのフィルタが不要になる。さらに、直線偏光を出射するので、偏光変換素子も不要となり、光学機構の簡易化もコスト削減につながるとしている。

□エプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2006/060313.htm
□関連記事
【2月16日】三菱、「xvYCC」対応のレーザー光源プロジェクションTV
-3原色レーザーを採用。「従来と一線を画する画質」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060216/mitsu.htm

(2006年3月13日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.