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ラックスマン株式会社は、創業80周年記念モデルとして、プリアンプ「C-1000f」を2006年春に発売する。価格は210万円。同じく記念モデルであるモノラルパワーアンプ「B-1000f」(189万円)との組み合わせを想定している。
B-1000fと組み合わせることで、同社最高グレードのフラッグシップ・アンプシステムが構築できるというプリアンプ。 最大の特徴は、新たに開発したアンプ直結型の電子制御アッテネーター「LECUA1000」を採用したこと。バランス伝送される計4chの音声信号を、増幅回路の入力部に一体化させる回路レイアウトを採用。伝送クオリティを向上させたという。 また、独自の帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback) ver.2.4」を搭載。増幅回路のために位相補正を必要としない広帯域、ハイスルーレート、低歪回路を開発。従来の負帰還回路では避けられなかった位相補正を排除。DCサーボアンプも省いており、不自然なカラーレーションの影響も抑えたとしている。
さらに、ODNF回路の初段を4パラレル、2段目をパラレルで構成することでS/N比を向上。駆動能力が強化されている。
内部配線は、全ての電源系と信号系ラインに6N-OFCワイヤーを採用。内部の主要パーツは、ほとんどが天板から吊り下げられており、振動の影響を排除。また、シャーシ構造には、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や、発生磁界の影響を排除するループレスシャーシを採用している。 電源にはハイイナーシャ電源を採用。端子部には新素材のカッパーアロイを使用。電源ケーブルは着脱式で、「JPA-20000」を同梱する。ボリュームノブには、音量変化のフィーリングやノブの質感にこだわったという大型フライトホイール付き機構を使用している。
入力はアナログステレオで、アンバランス(RCA)とバランス(XLR)を各3系統用意。出力は同じくアンバランス/バランスを各2系統用意する。S/N比はアンバランスが124dB、バランスが128dB。外形寸法は442×428×134mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は23kg。消費電力は28W。リモコンも付属する。
□ラックスマンのホームページ
(2006年3月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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