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アルパイン、新DDリニア採用の車載スピーカー
-上級モデルを継承。500Wサブウーファも


DLC-179X

4月上旬より順次発売

標準価格:18,900円~54,600円


 アルパイン株式会社は、車載用スピーカー、サブウーファ計7モデルを4月上旬から順次発売する。各モデルの発売時期や価格は下表の通り。

製品 型番 価格 発売時期
セパレートスピーカー
2ウェイセパレートスピーカー DLC-179X 32,550円 4月上旬
DLC-169X 31,500円
DLC-109X 29,400円
2ウェイ同軸スピーカー DLS-178X 22,050円
DLS-168X 21,000円
DLS-108X 18,900円
ボックス型
サブウーファ
SWW-5000 54,600円 4月下旬



■ DLC-179X/169X/109X

 高い信号追従性と低歪みを実現するというDDリニアスピーカー技術を採用するセパレート型の2ウェイスピーカー。上級モデル「Super High」シリーズの思想や技術を継承しつつ、新設計を行なった。各モデルでウーファユニット径や再生周波数帯域などが異なる。

 ウーファ部は、前後の動きを拡大させるリニア動作に対応。また、大きな入力信号でもバランスが崩れない追従性や、前後動作の対称性、限界点付近までの均一な動きを確保するという独自形状の「ダブルギャザードエッジ」を採用した。ウーファ径は179Xが17cm、169Xが16cm、109Xが10cm。

 ツイータ部はいずれも2.5cm径で、ハイスピードな立ち上がりを実現するという独自の「異径デュアルボイスコイル」や、力強い高音を生み出すというリング振動板により、90kHzまでのワイドレンジに対応した「デュアルエミッション・ツイータ」を採用。ソフトドーム型の自然な響きと、ホーン型の応答性を両立したという。

DLC-169X DLC-109X

 振動板は、天然ワニスやファイバーなどの3層構造で、各素材のクセを打ち消すことで自然な音色を実現し、従来モデルより面積を拡大した「レイヤード・ハイブリッドファイバー振動板」を採用し、低域再現性を向上させた。そのほか、高密度に巻いたスクエアボイスコイルワイヤーにより、駆動系の効率を向上させている。

 音波の干渉を抑えながら、位相や波形を整え、力強い放射をアシストするという「アルミ削り出しウエーブガイド」も採用。大入力にも対応する「高耐圧大型フィルムコンデンサ」、高音の応答性を向上させた「ハイトランジェント・フィルムコンデンサ」を組み合わせたハイブリッドフィルタを備える。


■ DLS-178X/168X/108X

 DLC-179X/169X/109Xと同様に、新設計のDDリニア技術を採用する同軸型の2ウェイスピーカー。低音/高音/超高音の音源位置を合わせこみ、高域から低域の自然な一体感とワイドレンジを実現するという「同軸(デュアル コンセントリック)・リニアフェイズホーンツイータ」の構造を採用する。

 「レイヤード・ハイブリッドファイバー振動板」や、スクエアボイスコイルワイヤーなども採用する。ウーファ径は178Xが17cm、168Xが16cm、108Xが10cm。ツイータ径はいずれも16mmのホーン型となっている。

DLS-178X DLS-168X DLS-108X

【主な仕様】
種類 セパレートスピーカー 同軸スピーカー
型番 DLC-179X DLC-169X DLC-109X DLS-178X DLS-168X DLS-108X
ウーファ 17cm 16cm 10cm 17cm 16cm 10cm
ツィータ 25mm 16mmホーン型
最大入力 160W 100W 160W 100W
定格入力 40W 25W 40W 25W
周波数特性 28Hz~90kHz 30Hz~90kHz 40Hz~90kHz 28Hz~70kHz 30Hz~70kHz 40Hz~70kHz
出力音圧レベル 91dB/W・m 90dB/W・m 91dB/W・m 90dB/W・m
インピーダンス
重量(1個) 0.6kg(ウーファ) 0.5kg(ウーファ) 0.8kg 0.7kg



■ SWW-5000

DLC-109X

 強力磁気回路のドライバを2基使った「20cmデュアルボイスコイルドライバ」を搭載する、出力500Wのボックス型サブウーファ。プレッシャーボードとバンドパス方式を併用するデュアル構造を採用。外形寸法は392×326×220mmで、ミニバンなどのリアラゲッジにも設置可能という小型化を実現。

 本体形状や装着システム、設置場所を選ばずに無段階で音質調整が可能な「TIGHT/DEEP」コントロールや、車内環境/システムに合わせて低域の位相を連続可変させる「無段階位相コントロール」を搭載。クロスオーバー周波数は50~200Hz。

 また、小型化したドライバを最適に駆動させるため、システム設計により4分割して駆動させることで、大出力時でもシャットダウンしにくいというハイパワーアンプを採用する。そのほか、ローパスフィルタの周波数切り替えや、ゲインコントロールで入力感度調整も行なえる。

 エンクロージャには、放熱性を向上させるアルミニウムパネルや、バスレフからのエアノイズを抑える新設計の「スパイラルポート」を採用した。重量は13kg。

□アルパインのホームページ
http://www.alpine.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.alpine.co.jp/alpine/news06/06audio/060315.html
□関連記事
【2005年10月6日】アルパイン、DDリニア採用の車載スピーカー新モデル
-円錐型コーン搭載のサブウーファも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051006/alpine.htm

(2006年3月16日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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