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株式会社ケンウッドは、小型の「デスクトップHi-Fiオーディオシステム」を3月末より発売する。ステレオオーディオアンプ「KA-S10」とスピーカー「LS-S10」から構成され、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格はアンプが2万円前後、スピーカーが15,000円前後の見込み。 CDプレーヤーなどの据え置き型のプレーヤーに加え、同社の「Meida KEG」シリーズなどのポータブルプレーヤーと接続して利用できるデスクトップオーディオシステム。 ■ KA-S10 117×207×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量2kgと小型のオーディオアンプ。前後左右のパネルには3.5mm厚のアルミ押し出し材を採用して筐体の剛性を高め、振動の影響を排除している。 入力端子はアナログ音声×3で、端子には金メッキ処理を施している。また、1系統(D.AUDIO)は、ポータブルプレーヤーなどの音声出力レベルの低い機器との接続を考慮し、入力感度を高く設定しているという。 アンプ部の最大出力は12W×2ch(8Ω)で、信号入力段からセレクタ、ボリューム、アンプ部までの信号経路を合理的に配置することで、忠実な信号増幅性能を実現。電源は銅ショートバンドを施した電源トランスや大容量コンデンサーの採用により、安定した駆動力を実現したという。 また、スピーカーサイズや設置環境に合わせて低音の増幅量と、周波数帯域を調整できる「N.B.サーキット」を搭載。N.B.1(+3.0dB/60Hz)/N.B.2(+5.0dB/70Hz)/N.B.3(+7.5dB/100Hz)の3段階の増幅回路を選択できる。 スピーカー端子にはバナナプラグ対応の大型スクリュー端子を採用。端子も金メッキ化し、高音質化を図っている。また、専用スタンドも付属し、縦置き設置も可能となっている。 ■ LS-S10 KA-S10に最適化した小型のデスクトップスピーカー。1.9cmソフトドームツィータと、8cmコーン型ウーファから構成される2ウェイ2スピーカーのバスレフ式で、キャビネットはMDF製。 ウーファユニットにはスクエアボイスコイルを採用。「小音量時でも躍動的で豊かな低域再生が可能」という。また、多層コーティング振動板を採用し、クリアな低域再生を実現している。ツイータは100kHzまでの再生が可能で、ツィータ内部に吸音材を配することでスムーズな高域特性を実現している。 再生周波数帯域は85Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2.7kHz。スピーカーターミナルはバナナプラグに対応する。外形寸法は102×154×180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg(1本)。2mのスピーカーコードが付属する。 □ケンウッドのホームページ ( 2006年3月20日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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