ボーダフォン、アナログTV搭載の「V604T」を4月発売 －ロッドアンテナやFMラジオも内蔵。録画機能も装備

　ボーダフォン株式会社は、株式会社東芝製のアナログ地上波テレビ放送の受信に対応した携帯電話「V604T」を4月下旬以降に発売する。ボディカラーはミントホワイト、アーシーブラウン、ベルガモットパープルの3色を用意する。

左からアーシーブラウン、ミントホワイト、ベルガモットパープル

　メインディスプレイには、2.4インチ240×320ドット、最大26万色表示のスーパーファインポリシリコンTFT液晶を採用。新たに「TVビュースタイル」として、本体を開いた状態で、本体サイドにあるロック解除ボタンを押しながら、背面液晶側に折りたたむと、自動的にTVが起動し、横向きスタイルで全画面表示する機能を装備している。また、TVロッドアンテナも搭載する。

　TV視聴中でも新着メールを画面下部にテロップ表示でチェックできる機能も備えるほか、録画機能なども搭載されており、視聴中のテレビを保存したり、静止画をキャプチャできる。ただし、録画やキャプチャした番組は端末内での表示に限られる。なお、テレビの連続視聴時間は最大約30分となっている。

　TVチューナとは別にステレオ対応FMラジオ専用チューナも内蔵。デジタルチューニングに対応し、0.1MHz刻みで選局できるほか、周波数の直接入力も可能。地域に合わせたプリセットチャンネルも設定されており、ダイヤルボタンに各チャンネルが割り当てることができる。ラジオを聴きながらメールやWebが楽しめる「BGM機能」なども利用可能となっている。

　さらに、放送局や曜日を設定できる「TVタイマー起動」と「FMタイマー起動」機能も搭載しており、目覚ましとしても利用できる。なお、TVとFMのタイマーは同時には設定できない。

　また、音楽プレーヤー機能も装備。着うたを再生できるほか、パソコン経由でメモリカードに保存したAAC形式の音楽データも再生可能。Webからダウンロード提供される予定の音楽転送ソフト「Beat Engine for V604T」(Windows 2000/XP対応)により、PC内のAAC形式の楽曲をminiSDメモリーカードに取り込むことができる。

　音楽再生中は、端末を閉じても再生が継続される。本体背面には「ステレオツインスピーカー」を搭載するほか、TVアンテナ付ステレオイヤホンマイクも付属する。

　このほか、131万画素のCMOSカメラを搭載し、miniSDカードスロットを搭載。本体メモリは10MBとなる。1.1インチ、112×112ドット、65,536色表示のTFCC液晶のサブディスプレイも備える。また、赤外線通信機能やQRコードの読み取り機能も利用できる。合計11万6千語の国語・英和・和英電子辞書機能も搭載している。

　連続通話時間は約120分、待受時間は約380時間。外形寸法は約103×50×25mm(縦×横×厚さ)で、重量は約145g。

□東芝のホームページのホームページ
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
□ボーダフォンのホームページ
http://www.vodafone.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2006/20060323_1j.pdf
□関連記事
【2005年1月31日】東芝、TVの全画面表示が可能な携帯電話
－QVGAで録画も可能。液晶TV「face」との連携も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050131/toshiba.htm

(2006年3月23日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]

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