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株式会社東芝は、HD DVDプレーヤー「HD-XA1」を3月31日より発売する。31日に発売するのは都内約20店舗で、初回出荷台数は全国で約1,000台。なお、全国の一般の店頭には来週末には並ぶとしている。価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円前後の見込み。 なお、HD DVDソフトはまだ販売されていないが、4月27日までの出荷分においては「バイオハザード」と、「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」の2つのHD DVDソフトをバンドルする。
世界初のHD DVDプレーヤーで、HD DVD/DVD/CDの再生に対応。DVD-R/RW/RAMの再生も可能で、RW/RAMにも対応。ただし、デジタル放送のコピーワンス番組を録画したDVD-RW/RAMの再生はできない。 HDMI出力端子を装備し、HD DVDの720p/1080i映像出力に加え、DVDの720p/1080iアップコンバート出力も可能となっている。映像回路にはハイビジョンレコーダ「RD-Z1」のノウハウを生かしたIP変換回路や、11bit/216MHzのビデオDAC「ADV7312」を内蔵し、コンポーネント出力などのアナログ出力時の品質も向上させている。 オーディオDACは24bit/192kHz対応の「PCM1755」。高剛性のデュアル構造シャーシやステンレスリアパネルによる振動の排除、アルミ削り出しの大型インシュレータなどでの音質の向上を図っている。
HD DVDでは従来のDVDと同様にドルビーデジタル/DTS/リニアPCMの各音声のほか、新たにドルビーデジタル・プラス、ドルビーTrueHD(2chのサポートが必須)、DTS-HDに対応。新コーデックをHDMI端子からそのままデジタル出力するビットストリーム出力はできないが、リニアPCM 5.1ch音声に変換してHDMI出力が行なえる。 新コーデックのアナログ5.1ch出力にも対応。ただし、HD DVDでは最大チャンネル数が7.1chまでとなっているが、HD-XA1では5.1chまでとなる。また、TrueHDについては2チャンネルまでのサポートで、5.1ch音声については2chにダウンミックスされる。 出力端子はHDMIのほか、D4×1、コンポーネント×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、5.1ch出力×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1。HDMIケーブルが同梱される。
また、2つの拡張端子も搭載。USBと同形状の端子だが、現在のところ用途は決まっていない。アドバンスト機能の拡張など、将来の拡張に備えて備えているという。 HD DVDの特徴でもあるポップアップ・メニューやピクチャ・インピクチャ動画機能などにも対応。また、3種類のGUI画面を用意し、好みのインターフェイスデザインに変更できる。外形寸法は437×354×115mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.9kg。消費電力は79W。オートセンサー付のシアターライトリモコンが付属する。 HD DVDソフトは4月より順次発売される。なお、北米では499ドルの低価格モデル「HD-A1」が発売されるが、「市場が異なっており、日本ではそのクラスの製品に市場が無いと考えた(東芝 DM社 デジタルAV事業部 DAV商品企画部 伊藤眞一部長)」という。
□東芝のホームページ ( 2006年3月31日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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