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株式会社日立製作所は、液晶テレビ「Wooo9000」シリーズを4月29日より順次発売する。パネルサイズは32V型で、HDD搭載モデル「W32L-HR9000」が4月29日より、HDD非搭載の「W32L-H9000」は5月15日より発売する。
価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格はHR9000が35万円前後、H9000が30万円前後の見込み。 液晶パネルはIPSアルファテクノロジ製の「IPSαパネル」を採用。解像度は1,366×768ドット、輝度は500cd/m2、視野角は178度。ワイドビューフィルターの採用により、横から見た際の肌色の変化などを防いでいる。 液晶テレビの弱点といえる応答速度の改善を図り、「倍速スーパーインパルス表示技術」を搭載。通常の2倍となる毎秒120フレームの映像を生成するほか、映像と映像の間に黒色の映像を挿入するインパルス駆動により、液晶の持つ残像感を大幅に低減した。 また、新プラズマテレビ「Wooo9000シリーズ」と同様に、画像処理エンジンとデコーダLSIを統合した画像処理エンジン「Picture Master HD」も搭載。鮮やかなシーン再現や、赤色の改善、黒再現性の向上などを図っている。
地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログチューナをそれそれ2系統搭載。デジタル2画面表示に対応し、HDD内蔵モデルでは裏番組録画も行なえる。
HDD搭載の「W32L-HR9000」は、250GB HDDを内蔵。プラズマのWooo9000 HRシリーズと同様に、テレビリモコンから番組表を表示し、番組を選択するだけで録画予約が可能。また、ダブルチューナ構成のため、録画中の裏番組視聴も可能となっている。ただし、2番組の同時録画は行なえない。 また、HDトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」を搭載。解像度を維持したまま、記録容量を約半分程度まで圧縮できる。デジタル放送のMPEG-2 TS信号をそのまま記録する「TSモード」のほか、XCodeHDを利用した新記録モード「TSE1(10.8Mbps)」、「TSE2(8Mbps)」を用意。「250GBのHDDに500GB相当の約50時間のデジタル放送記録が可能」という。 追いかけ再生や1.5倍速早見、0.8倍速ゆっくり再生なども通常のTSモードと同様に利用できる。ただし、TSEモードでは、データ放送や番組情報などのデータは記録時に削除される。 i.LINK端子も装備しており、ハイビジョンレコーダ「DV-DH1000D/500D」へ、デジタル放送録画番組をムーブすることも可能。スピーカーは6.5mm径×2、6.5×9.2cm×2(ウーファ)の2ウェイ4スピーカー構成で、総合出力は20W。SRS WOWやTruSurround 5.1、BBEなどのサラウンド/音質改善技術を搭載する。 入出力端子はHDMI×2、D4×2、S映像×3、コンポジット×4、モニター出力×1、サブウーファ×1、光デジタル音声出力×1、IRコントローラ×2、ヘッドフォン出力×1など。i.LINKやEthernet、SD/MMCカードスロットも装備する。 リモコンで左右30度ずつ回転できる「リモートスイーベル」も搭載。スイーベルスタンドが付属するほか、専用のスイーベルラック「TB-LSR3261」も発売される。価格は75,800円。 消費電力は178W(HR9000)/158W(H9000)。年間消費電力量は170kWh/年(HR9000)/144kWh/年(H90000)。本体の外形寸法は822×115×591mm(幅×奥行き×高さ)、スタンド利用時には822×365×653mm(同)。スタンド込みの重量は26.9kg(HR9000)/26.1kg(H9000)。 □日立製作所のホームページ ( 2006年4月4日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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