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パイオニア、無線リアスピーカー採用のシアターシステム
-DSSS方式採用でクリアな伝送。アンプも付属


4月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 パイオニア株式会社は、2.4GHz帯無線伝送システムを採用し、DSSS方式でリアスピーカーに音声をワイヤレス伝送できるシアターシステム「HTP-S3」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 リアスピーカーを無線接続できる5.1chサラウンドシステム。2004年9月に発売された「HTP-S2」の後継モデルとなっており、S2と同様に2.4GHzデジタル伝送を利用。S3では、スペクトラム拡散の方式の一種であるDSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)方式を使用しており、外部からのノイズに強く、クリアな再生を実現したという。

 無線送信を行なうトランスミッタ部と、受信機を内蔵したワイヤレススピーカー(1BOXタイプ)と、フロントスピーカー×2、センタースピーカー、サブウーファ、アンプで構成されている。

 アンプの最大出力は35W×6cnで、ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIなどのデコードに対応。部屋のリスニングポジションを選択するだけで、サラウンド環境設定ができるという「ルーム設定機能」や、ドルビーヘッドフォン機能も内蔵している。

 入力端子は光デジタル×3、アナログ音声×1。外形寸法は210×321×78mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.5kg。

 トランスミッタ部の外形寸法は166×112×56mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は300g。受信機を内蔵したワイヤレススピーカーは密閉型で、7cm径のコーンを搭載。アンプ部の出力は10W×2ch。電波の到達距離は約10m。外形寸法は461.5×95×176.5mm(同)で、重量は2.9kg。

 フロントとセンタースピーカーは、どちらも密閉型のブックシェルフ。10×7cmのコーンユニットを搭載。再生周波数帯域はフロントが90Hz~20kHz、センターが84Hz~20kHz。外形寸法はフロントが105×83×157mm(幅×奥行き×高さ)で、センターが202×79×80mm(同)。重量はどちらも800g。

 サブウーファはバスレフで、13cm径のコーンユニットを搭載。再生周波数帯域は35Hz~3kHz。外形寸法は150×329.5×258mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.5kg。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release529-j.html
□関連記事
【2004年8月25日】パイオニア、ワイヤレスリアスピーカー採用のシアターシステム
-リアスピーカーのみのシンプルモデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040825/pioneer.htm

(2006年4月4日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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