TDK、ベアタイプの記録型Blu-ray Discを発売 －1層/25GBのBD-R/REを4月19日発売。実売2,000円～

4月19日発売 標準価格：オープンプライス

　TDK株式会社は、記録型のBlu-ray Discメディアを4月19日より発売する。カートリッジ無しの“ベア”ディスクタイプのBlu-ray Discの出荷は、TDKが世界初となる。

1層25GB BD-R「BDD-R25S」

　4月19日より発売されるのは、ベアディスク型の1層/25GB容量の追記型BD-R「BDD-R25S」と、書換型のBD-RE「BDD-RE25S」。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格はBD-Rが2,000円前後、BD-REが2,600円前後の見込み。2層50GBのBD-R/REについては、対応機器の市場投入にあわせて発売する。

　従来、民生用レコーダ向けのカートリッジ型のBD-REディスク(23/25/50GB)が販売されていたが、新しいベアディスク型では、物理フォーマットやアプリケーションフォーマットも一新されている。そのため、カートリッジ対応のレコーダではベアディスクは利用できず、今後発売される予定のベアディスク対応のBlu-rayドライブや対応機器が必要となる。

　データ用のBD-R/REディスクで、BD-Rは、Blu-ray Disc Recordable Format Ver.1.1に準拠。BD-REは、Blu-ray Disc Rewritable Format Ver.2.1に準拠。記録速度はともに2倍速(72Mbps)。

　BD-R/REともに、TDK独自のハードコーティング技術「DURABIS 2(デュラビス2)」を採用し、記録面のキズや指紋による読み取りエラーなどを防いでいる。記録面のカバー層形成には独自の高精度スピンコートを採用し、安定した記録/再生特性を達成したという。

　BD-Rでは、新開発の無機材料を採用し、保存性を高めている。また、BD-REでは新開発の高感度相変化材料を採用し、10,000回以上の記録耐性と低エラーレート特性を実現したという。

　ディスクは長野県佐久市の千曲川テクノ工場で生産。Blu-ray Discのマザー工場と位置づけ、さらなる大容量/高速化に向けて開発/製造を進めていくという。

　また、「PossiBlu(ポッシブル)」というキーワードを使い、Blu-ray Discを国内外で広告展開する。PossibleとBlueを合成した造語で、「Blu-ray Discのもつ限りない可能性を表現している」という。

□TDKのホームページ
http://www.tdk.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah59000.htm
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( 2006年4月12日 )

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