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オリコン株式会社とネットレイティングス株式会社は20日、パソコン向けの音楽配信や、着うた/着うたフルなどのデジタル音楽流通分野の市場調査を共同で行なうと発表した。5月より検証を開始し、今秋をめどに、推計ダウンロード数を元にしたランキング情報の提供を始めるという。 オリコンは、全国2,891店の音楽ソフト販売店からの実売データを元にした音楽ランキング情報を提供。ネットレイティングスはインターネット視聴率調査や、リアルタイムアクセス分析サービスなどを行なっている。両社は業務提携により、市場調査やランキングなどのデータ提供事業を共同で展開し、「着うたランキング」、「着うたフルランキング」、「音楽配信ランキング」の提供事業を行なう。 サービス開始の目的は、「着うた/着うたフルのダウンロード伸展や、iTunes Music Storeに代表される音楽配信サービスの規模が拡大する現状を鑑み、“音楽のヒット”をより正確に伝えるため」としており、「社会的なデファクトスタンダードとなる新たなランキングの創出を目指し、業務提携を行なう」という。 調査では、ネットレイティングスのリサーチモニターを活用し、着うた/着うたフル/パソコン向け音楽配信の各ダウンロード状況についてのユーザー調査を実施。また、ネットレイティングスが毎月行なうランダムサンプリングによるインターネット調査も利用し、両調査に統計的な処理を行なうことで、各楽曲のダウンロード数を推計してランキング化する。 ユーザー調査を行なうことで、携帯電話のキャリアや、楽曲のファイル形式を問わず横断的にダウンロード状況を把握できるという。5月より予備的なユーザー調査を繰り返し実施、ダウンロード数を推計するための検証を進める。 なお、オリコンではデジタル音楽流通の各ランキングは独立して発表するとしており、従来のオリコンの音楽CDランキングに合算する予定はないという。 □オリコンのホームページ ( 2006年4月20日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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