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株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンシステムは、YUV Rawファイルの画質評価が可能な業務用の動画再生/画質評価ソフト「Ns YUV Player(エヌエス ワイユーブイ プレーヤー)」を4月24日に発売した。価格は199,500円。対応OSはWindows XP。 また、MPEG-4 AVC(H.264)形式の動画ストリームの解析が行なえる「H.264解析ツール」と連携した「解析ツール連携プラグインソフト」や、リファレンスデータと画質を比較する「客観評価プラグインソフトウェア」も6月より発売する。 「Ns YUV Player」は、1フレームごとの輝度信号(Y)、青色の色差信号(U)赤色の色差信号(V)の非圧縮データを用いるYUVファイルの画質評価が可能な業務用の再生ソフト。3つ以上の映像ファイルを同時に再生/操作し、画質の差を比較できる。 対応ファイルはYUV RawファイルとQuickTimeの非圧縮YUVファイルで、ユーザー仕様に合わせたカスタマイズも可能。画像サイズはフルHDまでサポート。対応クロマは4:2:2/4:2:0。任意のフレームレートに対応するとしている。なお、PCの動作環境はPentium 4 3GHz以上、メモリは1GB以上。 操作同期、フレーム番号同期、表示位置同期の機能が利用できるほか、重ね合わせ比較表示や、1/16~16倍速の可変速再生、リバース再生、ズーム表示、フレーム移動などの操作も行なえる。
ステータス表示により、1秒間のコマ落ち数や1回のコマ落ち合計、フレーム番号、ズーム倍率、再生速度が確認可能。また、一度再生したYUV Raw形式のファイルを記憶し、次回に再生する時にもスムーズに操作できるという。 6月に発売されるH.264対応の「解析ツール連携プラグインソフト」は、「H.264解析ツール」と相互にフレーム同期が可能で、フレーム移動やシーンチェンジの検索などが容易に行なえるという。また、「客観評価プラグインソフトウェア」では、リファレンスデータとYUV成分を比較し、差を視覚的、数値的に「PSNR値(Peak Signal to Noise Ratio)」で表示できる。 □ニコンのホームページ ( 2006年4月25日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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