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ディスプレイサーチは2日、2006年第1四半期のプラズマパネル市場調査結果を発表した。出荷数は前年比88%増の約230万枚だが、過去最高出荷を記録した前期(2005年第4四半期)比では11%減となった。 金額ベースでは、前期比12%減、前年同期比64%の約19億ドル。前期より出荷が減少した理由としては、季節要因に加え、新商品への移行、年始の工場操業停止、大型/薄型ガラス基板への転換などが挙げられている。また、過去5年にわたりPDP市場は96%以上の年成長率を維持してきたが、ディスプレイサーチでは、2006年の市場成長率を年率54%と予測している。 サイズ別では、42~43インチのHD(高解像度)パネルが42インチED(Enhanced Definition)パネルの出荷数を初めて上回り、42~43型のHDパネルのシェアは55%に上昇した。PDP市場全体では、HDのシェアは64%まで上昇した。 特に欧州や北米でのHD製品の需要拡大や、HD/EDの価格差縮小、中国などEDパネルのシェアが高い市場の伸びが遅いことなどから、HDパネルの成長が続くと予測している。また、50型もシェア拡大しており、前期の11%から14%まで伸張した。 メーカー別では、LG電子が前期比9%増の73万枚となり、シェア31%で初のトップになった。2位は松下電器産業、3位はSamsung SDI。 □ディスプレイサーチのホームページ ( 2006年5月8日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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