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株式会社東芝は、HDDオーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズの新モデルとして、ワンセグ放送に対応した「gigabeat V30T(MEV30T)」を6月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販サイト「Shop1048」価格は49,800円。ボディカラーはインディアインクブラック。
オーディオプレーヤーとしては初めて、携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」に対応。液晶ディスプレイは3.5型/320×240ドットのTFTカラー液晶。400cd/m2の高輝度液晶の採用により、明るい環境下でもワンセグ視聴を楽しめるとしている。 HDD容量は30GBで、ワンセグ放送の録画に対応。録画時間は最大130時間(416kbps時)で、100番組までの録画と、24時間先までの録画予約が可能となっている。録画予約は1件のみで、1番組の最大録画時間は4時間まで。なお、ワンセグ録画時には独自フォーマットを利用するため、パソコンなどで録画番組の再生はできない。 また、4月に発売した「gigabeat S」シリーズと同様にWindows Media Video(WMV)形式の動画再生に対応する(320×240ドット/ビットレート800kbps)。 音楽ファイルはWMA/MP3/WAVと、WMA 9 Losslessの再生が可能。MP3/WMAの対応ビットレートは4~320kbpsで、音質改善技術「H2Cテクノロジー」も搭載する。アコースティック/クラシック/エレクトロニック/ヒップホップなど8種類のイコライザ機能も備えている。JPEG静止画の転送/表示も可能で、最大解像度は9,000×6,000ドット。
動画や音楽ファイルの転送には、Windows Media Player 10を利用。対応OSはWindows XP/MCE 2005。著作権保護機能はWM DRM10をサポートし、今後スタート予定の映像/音楽の定額制配信サービスなどにも対応予定。なお、gigabeat V30TのOSにはMicrosoftのWindows Mobile software for Portable Media Centerを採用している。
片手で基本操作可能な「ナビゲーションスティック」を採用し、操作性を向上。また、ワンセグ利用時によく使うメニューを呼び出せる「QUICKボタン」を備え、ワンセグの録画や予約録画、字幕設定などの操作性を高めているという。 ヘッドフォン出力端子はビデオ出力兼用で、ファイル再生に加え、ワンセグ放送のビデオ出力にも対応。またモノラルスピーカーも内蔵している。バッテリは内蔵リチウムイオン充電池で、ワンセグ視聴時に約7時間、ビデオ再生時で約9時間、音楽再生時で約25時間の再生が可能となっている。外形寸法は124.0×18.5~22.5×75.0mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約230g。 なお広告キャラクターには、木村カエラさんを起用し、同社では「6月下旬より、テレビや雑誌などの広告展開を図っていく」としている。
( 2006年5月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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