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カシオ計算機株式会社は、モバイルデータプロジェクタ「CASSIOPEIA PRO」の新モデルとして、厚さ43mmでDLP方式の「スーパースリムプロジェクター」2機種を8月下旬より順次発売する。発売時期と価格は、USB端子を搭載し、PCレスやワイヤレスでの利用に対応する「XJ-S35」が260,400円で9月下旬発売、USB非搭載の「XJ-S30」が207,900円で8月下旬発売。 また、XJ-S30でPCレス/ワイヤレス利用を可能にする小型外付けユニット「ユアプレゼンター」(YP-100)を9月下旬より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後の見込み。 ■ スーパースリムプロジェクター(XJ-S35/30)
いずれも、0.55型/解像度1,024×768ドットのDMD素子を搭載するデータプロジェクタ。レンズや光源ユニットなどの薄型化により、外形寸法270×199×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量1.8kgを実現した。 違いはXJ-S35がUSB 1.1端子を備え、PCを使わずに別途USBメモリ内の画像(JPEG/BMP)や動画(MPEG-4/Motion JPEG)の再生が可能なほか、オプションの無線LANアダプタ「YW-2S」によりワイヤレス(IEEE 802.11b)での利用も行なえる点。また、付属ソフトとUSBメモリでPowerPointのファイルをPCレスで表示できる。XJ-S30はUSB端子を搭載しない。 上記以外の仕様は共通で、輝度は2,000ルーメン、コントラスト比は1,800:1(テレ時)。光源は200Wの高圧水銀ランプを採用する。 レンズは光学2倍のマニュアルフォーカス・ズームレンズ。ガラスモールド非球面レンズと、鏡筒の中をレンズが直進するリードスクリュー駆動方式などの採用で薄型化した。15型から300型までの投写に対応し、最短距離は0.84m。60型では1.7~3.4m、100型では2.8~5.6mで投写可能。上下左右±30度の自動/手動台形補正機能を搭載する。 非球面形状のリフレクタと新形状のコンデンサレンズ採用により光源ユニットを薄型化。さらに、ボディ内を2分割して中央部に高静圧ファンを配置し、排気部にはプロジェクタ初というヒートパイプを備え、省スペースでの冷却を可能にしたとしている。 入力端子はD-Sub 15ピン(アナログRGB/コンポーネント兼用)とコンポジットが各1系統。映像の対応入力解像度は最大1,280×1,024ドット。リモコンやソフトケースなどが付属する。 ■ ユアプレゼンター(YP-100)
XJ-S30と接続することで、XJ-S35と同様にPCレス/ワイヤレス利用に対応する外付けユニット。USB 1.1端子を搭載し、USBメモリ内のファイル再生がPCレスで行なえるほか、オプションの無線LANアダプタ「YW-2S」によるワイヤレス接続も利用可能となる。 出力端子として、アナログRGB(D-sub 15ピン)とステレオミニ音声を各1系統装備。外形寸法は65×97×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は90g。ワイヤレスリモコンやソフトケース、ACアダプタなどが付属する。
□カシオのホームページ ( 2006年6月7日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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