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ロイヤル フィリップス エレクトロニクスは1日(現地時間)、HDMI 1.3をサポートしたESD(静電気放電)保護チップ「IP4776CZ38」を開発。既に全世界に向けて出荷しているという。1個あたりの価格は、1万個ロットの場合0.97ドル。 HDMI 1.3のように高速化、小型化したインターフェイスの場合、使用するICは90nm以下のプロセスで開発したものが搭載される。そのため、各ICはチップサイズ、性能、消費電力に対して最適化されており、低い電圧の静電気でさえも故障してしまう可能性があるという。 そこで、ICを保護するためのESD保護チップが必要となり、IP4776CZ38はHDMI 1.3だけでなく1.2もサポート。1.3対応機器と組み合わせれば、「1080pなどの映像フォーマットの高度な信号を確実に取り扱える」としている。
さらに、20以上のコンポーネントを1チップに統合しているため、基板スペースの節約や、トータルコストの削減、開発期間の短縮などにも繋がるとしている。
□Philipsのホームページ (英文)
(2006年8月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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