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株式会社東芝は、AVノートPC「Qosmio」シリーズの新モデルとして、地上デジタルテレビチューナ内蔵、地デジ用室内アンテナを同梱する「Qosmio F30/795LS」など3モデルを8月下旬に発売する。価格は3モデルともオープンプライス。
最上位モデルは「Qosmio F30/795LS」。これまで別売オプションだった地上デジタル放送用の室内アンテナ「DUA-100」(6,510円)を同梱する。店頭予想価格は28万円前後の見込み。本体カラーはホワイトとブラック(BL)の2色を用意。 795LSから室内アンテナを省略したほか、内蔵メモリ容量やグラフィックス機能を変更するなど、AV機能はそのままに、PC部の機能削減により低価格化した「Qosmio F30/790LS」もラインアップ。店頭予想価格は24万円前後。 地上デジタルチューナを省略、アナログチューナのみ搭載の低価格モデルとして「F30/770LS」を用意。店頭予想価格は20万円台半ばの見込み。 3モデルとも、液晶ディスプレイは15.4型ワイド、解像度は1,280×800ドット。輝度490cd/m2、2灯式のClear SuperView液晶を採用、色彩表現範囲は72%。ドライブはDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチ。 795LS/790LSでは、テレビチューナに地上デジタルと地上アナログを各1基搭載。ハイビジョン番組をHDDにストリーム録画できるほか、デジタル/アナログ放送の同時録画も可能。ハードウェアMPEG-2エンコーダも内蔵する。高画質化回路「QosmioEngine」には、ゴーストリデューサや10bitADコンバータなどを内蔵。アナログ放送の高画質録画/再生が可能となっている。 テレビ視聴はアナログ/デジタル放送のどちらとも、テレビ/ビデオ統合ソフト「Qosmio AV Center」を使用。アナログ/デジタルの2番組同時録画や裏番組視聴が行なえる。PCで作業しながら、テレビを小画面表示する「ながら見モード」も利用できる。ハイビジョン映像の録画データをSD画質に変換し、DVD-VR形式でDVD-RAMへのムーブが行なえる「ムーブ」機能を搭載。画質は、高画質/標準/長時間の3種類から選択。ムーブした映像はVR対応のプレーヤーで再生可能。 新たに、映像ソースに応じて、上下左右の余りスペースを無くすために拡大表示する「ズーム」機能や、全国のQosmio/RDユーザの予約ランキングや、過去の予約番組履歴を元に、ユーザの好みを学習、オススメ番組リストを作成する「おすすめサービス」機能、1.5倍速で映像を早送りしながら音声再生も行なえる「早見、早聴き」機能がデジタル放送でも利用可能となった。また、映像調整メニューも新搭載し、画面輝度などを変更可能となった。 東芝独自の集計により、テレビや新聞で話題の人名や、ビジネス用語などをランキング表示。そのキーワードをYahoo!検索のウェブ検索結果にリンクして簡単に検索できる「ホットワードリンク」機能なども備える。 CPUは795LS/790LSがIntel Core Duo T2300(1.66GHz)、770LSがCeleron M 410(1.46GHz)。メモリは795LSが1GB、790LS/770LSが512MB。HDDは160GB。グラフィックチップは795LSが「GeForce Go 7300」で790LS/770LSがチップセット内蔵機能を利用。 内蔵する無線LAN機能は795LS/790LSがIEEE 802.11a/b/g対応、770LSがIEEE 802.11b/gのみ。PCカードスロットや、SD/xD/メモリースティック対応のメモリーカードスロットも搭載。 外部映像出力用としてS映像、アナログRGBを装備。i.LINKやAV入力、S映像入力も備えている。なお、795LSのみ、D4出力も備える。 スピーカーはバスレフ方式のharman/kardon製で、ユニット径は30mm。最大出力は2W×2ch。バッテリ駆動時間は795LSが約2.7時間、790LSが3時間、770LSが2.3時間。外形寸法は379×290.4×46~52.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は795LSが約4.1kg、790LSが約4.0kg、770LSが約3.9kg。OSはWindows XP Home Edition。Office Personal Edition 2003、Office One Note 2003も同梱する。 □東芝のホームページ ( 2006年8月7日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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