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米Sonic Solutionsは、PC向けVODサイトでダウンロードした映画タイトルなどのコンテンツから、家庭用のプレーヤーで再生可能なDVDを作成するコンシューマ向けソフト「Roxio Venue」を年内に発売すると発表した。価格は未定で、日本での展開についても現時点では未定としている。 Roxio Venueは、著作権保護されたダウンロードコンテンツをDVD用のMPEG-2フォーマットに変換し、家庭用のDVDプレーヤーなどで再生可能なDVDを作成するソフト。同社の「AuthorScript DVD-on-Demand」技術を利用し、ダウンロードコンテンツの管理やDVD作成、DVD視聴などが行なえる。なお、配信側もAuthorScript DVD-on-Demandに対応した配信システムを用意する必要がある。 AuthorScript DVD-on-Demand技術には、ダウンロード配信後にコンテンツを安全にエクスポートするためのDRMゲートウェイや、ダウンロード中の映像をDVD用MPEG-2に変換するコーデック、ビデオをインタラクティブなDVDに変換する自動DVDフォーマットツール、DVD書き込み時にコピープロテクトを適用できるXMPA(Extensible Media Protection Architecture)が含まれる。 コピープロテクトの規格には、現在の市販DVDなどでも採用されているCSSの記録型向け規格を採用。ただし、記録型CSSの規格は承認が完了しておらず、Roxio Venueの記録型CSS機能は規格の最終的な承認が終わってから利用可能になるという。 Roxio Venueで作成したDVDは、市販のDVDと同様にCSSによるコピープロテクトがかかるため、2次複製を防ぐことができる。また、コンテンツのダウンロード時に、タイトルごとのDVDラベルやパッケージのカバーアートなど市販のDVDと同等の内容物を同時に配信することも可能。 □米Sonic Solutionsのホームページ(英文) ( 2006年8月10日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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